シークの華麗なる求婚 (シフォン文庫)

著者 :
  • 集英社
3.33
  • (0)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 13
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086700757

作品紹介・あらすじ

老舗ホテルで働く結衣は、ルドニア国の王子イスハークに見初められ、彼の国へ連れ去られてしまう。実は彼は以前から結依のことを知っていたようで…? ゴージャスにめくるめく、官能ラブ!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 以前、あまり好きな作家はいないと言ったことがありますが、ラノベに関してえば、京極れなさんは間違いなく好きな人です。作家買いをあまりしない私か名前を見て、「この人の書いたものならハズレなし」と買います。

    今回も期待どおり、最後まで興味深く読ませてくれるお話でた。少し強引な俺様キャラのシークも健気で良識的な日本人の女の子も、キャラの好感度も高かったと思います。
    ただ、一つだけ残念なのは、最後のヒロインの出生の秘密が判る下りです。
    女の子が母だと信じている女性が実は叔母で、その叔母の姉が王子(シーク)の乳母であり、彼女の実母であったというところまではまだ良いのですが、それから先、その乳母(実母)が王子の父である国王の寵姫であったとか、他の日本人男性と浮気して生んだのが彼女であったとか、、、あまりにも話がややこしすぎ、しかも出来すぎています。
    極めつけはシークが女の子に惚れたのは、乳母と女の子の育ての母との手紙を読んで、、というのは、あまりにも都合が良すぎる展開です。
    それらの複雑な経緯や関係をラストの数ページで説明口調で語っておしまい、そこら辺りがイマイチかなと私的には感じました。
    読んで理解できないことはないけれど、そこまで滑らかに流れてきた話の流れが微妙に止まってしまった感があります。
    そこが残念でしたが、全体的にはいつもどおり、面白いお話であったと思います。

  • この手のレーベルにしては珍しく、現代物です。
    高級ホテルのスタッフとして働く結依が、アラブの王子様イスハークの花嫁募集のパーティーで見初められて、そのまま誘拐同然に国に連れて行かれる。

    後半、イスハークは結依のことを知っていたとか、結依の母親の話とかが出てくるんですけど、それまでは唐突過ぎて、なんでイスハークが結依にこだわるのか分かりませんでした。

    あと、イラストがオオタケさんなのですが、これがまたイマイチ。
    背景手を抜きすぎです。
    イラストが違う人だったら、もうちょっと評価が違ってきたかなぁって思います。

全2件中 1 - 2件を表示

京極れなの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×