旦那さまは年下狼!? 恥じらいノーブル・ウェディング (シフォン文庫)

著者 : 葉月エリカ

• 集英社 (2015年5月1日発売)

作品紹介・あらすじ

継母の策略でメイドにされてしまった伯爵令嬢レシータ。王都から戻った幼なじみの侯爵令息ルーファスは、レシータを攫うようにして結婚を宣言。自分が年上であることを気にするレシータだったが!?

感想・レビュー・書評

[mint715さんの感想 · 2015年12月15日]

幼い頃からレシータのことが大好きなルーファスがとにかく微笑ましい話でした。
年下で童貞で、余裕がなくて、でも一途で。
なにかと迂闊なレシータを必死に庇い、守ろうとする様は好ましかったです。

脇役の人たちもキャラが立っていてとても魅力的でした。

[うらこさんの感想 · 2015年7月21日]

伯爵令嬢だったレシータは、馬車の事故で記憶を失っている間に継母によって死んだことにされて、メイドとしてこき使われてます。メイドとしての生活はそれほど苦にはなっていなかったみたいだけど、義妹の結婚のおまけに自分がつけられてることを知り、その日に偶然幼馴染みの年下のルーファスと再会。

彼がどんな風にレシータをメイドの世界から引き上げるのかと思ったら、そのまま拉致って速球過ぎます。まあ、彼はレシータに弟ではなく男として認められたくて騎士団に入ってた人で、死んだと思っていたレシータが生きて現れて、しかももう一人の幼馴染みの愛人にさせられそうになっていると聞いたら、いてもたってもいられないってところなんでしょうけど・・・。

そのあとは初めて同士、ノアやジルといった経験豊富な人たちからの助言？も受けて、初Hに及び、そのあとはHを覚えたての若者って感じで、やりまくってます。媚薬も間違ってルーファスが飲んじゃってますけど、ヒーローが飲んじゃうケースって珍しいなぁって。

継母の陰謀にまんまと乗っちゃったレシータにおしおきしたルーファスですが、レシータに泣かれて、仔犬っぽくなっちゃってるのとかは可愛い。

あとヒーロー、ヒロインは初々しい高校生カップルみたいですが、周りのキャラも結構気にいりました。
ノアとジルがあけすけ濃いキャラで、王太子様もいい味出してます。

著者プロフィール

「2022年 『囚われの乙女は淫夜の宴に喘ぎ啼く（仮）』 で使われていた紹介文から引用しています。」