- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086800310
作品紹介・あらすじ
図像術の絵を求めてブリューゲルのコレクターが住む離島を訪ねた千景。コレクターは邸の庭園でブリューゲルの絵を再現し、図像術を込めようとしていた。庭園を完成させれば絵を見せると言われた千景だが……。
感想・レビュー・書評
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今回は離島でブリューゲルの庭!この庭を設計したのは?そこでつながるか・・
確かにバベルの塔をはじめ、ブリューゲルの絵に図像術が入っていても驚かないかも。
結局は、”囚われていた”んだな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
透磨の気持ちが見えているから、千景がわがままに見えちゃうのが辛い。それで物語途中、2人のすれ違いに読むのがしんどかったなぁ。
でも物語は今回もそうくるかー!っていう結末で面白かった
2022.8.27
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このふたりはほんとくっつきそうでなかなかくっつかない…でもそれが良いし前よりはお互いちょっとずつ近づいてる気がしてとてもきゅんとする…透磨くんほんとすきです…あと瑠衣さんみたいな女性に憧れる!
名前は聞いたことあるけど知らない画家ばかりなので今回もブリューゲルの絵が気になったし、いろいろ図像学についても調べたくなった! -
このシリーズも3巻目ですが、どうも、盛り上がったところで急に失速するというか、いつも肩透かしをくらったように感じます。
ミステリのカテゴリーではないので、種明かしをしたり、衆人環視の元謎解きをする必要はないのでしょうけど、それにしても物足りない。で、結局あのひとは、なんでそれをしてたのさ!の部分が未消化です。
2巻に比べると、透磨くんは自覚症状も出てきて、覚悟も決まったようです。よかよか。千景ちゃんは、未だに悶々としていて、彼女が「冷静よ!」と言うたびに失笑してしまう。でも彼女、まだ19歳ですもんね。あんなものなのか。
キューブのメンバーたちにも何か過去が?という伏線も敷かれ、カゲロウさんに会えるのもそう遠くはなさそうです。
シリーズを通して、ピックアップされる画家が素敵。今回も、ブリューゲルを調べましたが、あのイカロスは素晴らしい。また、絵画を言葉で説明してくれる箇所が好きです。どうしても感覚に頼らざるをえず、しかも主観的になりがちな絵の魅力を、ああして言葉にできるのは、かゆいところをさりげなくかいてくれるみたいで、読んでいていつも興奮します。次は誰の絵なのかな。楽しみ! -
このシリーズだけでなく、「思い出のとき修理します」も、「ガラクタ屋と月の夜話」も、親子の確執が根底にあるみたい。
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だんだんおもしろくなってきたように思う。最後に自分の予想を越えててびっくりした!ブリューゲルは好きな画家なのでさらに楽しめた。
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頑なに一人で生きていけると思っていたらしい千景ですが、ちょっとだけ心境の変化が見られて良かったと思います。
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シリーズ三作目。
父の考えが明らかになったりしながらも透磨がいるお陰で、イカロスにならずに済んだ千景。
やはりこの2人いい関係だな。