- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086800631
作品紹介・あらすじ
秋の鎌倉──。今日も今日とて、ゆるり営業中の花月香房。だけど今日は……雪弥さんが、ちょっとおかしい!? それぞれの想い深まる「香り」ミステリー。大ヒットシリーズの第3弾が登場!!
感想・レビュー・書評
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シリーズ三作目。今回のテーマは家族。
キャラクターが増えてきてそれぞれの過去が導き出されて来て、特に家族との関わりの謎解きが展開して行く詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今日も今日とて
ゆるり営業中の『花月香房』
鎌倉香房メモリーズ3では、いつも人の気持ちを香りで嗅ぎ取っている
香乃ちゃん自身に不穏な香りが漂っていたような...
そんな香乃ちゃんの気持ちの香りに、誰か気づいてあげることできるかな...
少し心配にもなってしまったけれど、やっぱりさすが雪弥さん。
雪弥さんだけはちゃんと気づいてくれた。
よかった...^^
文香って素敵ですね。
手作りできるなんて。
今度作ってお手紙や贈り物の中に
そっと忍ばせてみたいと思います。 -
シリーズ第3巻。
鎌倉の花月香房を舞台に展開される人間ドラマ。
今回は文香だけ入った中身のない手紙の意味を考える話から始まる。
そして、香乃自身のことも話が進む。
文化祭の話、懐かしく、こういうこともあるよねと思い、余計に感情移入してしまう。
この作者は、いじめたこともいじめられたこともあるのかな。
もしくは、何か社会的弱者になるようなことでもあったんだろうか。
割とその辺の話が得意みたいで、そういう話に弱い私はいつも泣きながら読んでしまう。 -
このようなことを言ってはなんですけど、2巻は中休みだったんじゃないですか?と思うくらい良かった3巻。一話目の高橋ファミリーもよかったけど、学祭の話もよくて、更に最後の話はメンバー全員の優しさに溢れていました。次が楽しみです。
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家族のいい話のなかに、ちょいちょい漫才みたいな口論がはさまれ飽きない。二人の過去も明らかになってきて、いよいよ恋人同士に?と思いきやラストで驚きの事件が起きて次巻が気になる!
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シリーズ3作目。
今作も色々な香りとともに、ほろ苦かったり、ほっこりしたり、ドキドキしたり、色々な感情が揺れ動いた。
いつも明るい高橋の生い立ちにまつわる話「拝啓 忘れえぬ人」が一番印象強かった。でも、それを覆すほど最後がとても気になる終わり方。この先どうなってしまうのか… 心配。。 -
それぞれの心を縛り付けていたものと向き合い、苦しみながらも前に進んでいく心温まるストーリー。
互いを大切に思い過ぎて上手に踏み込めない、不器用な二人の恋も可愛い。 -
作者の美的感覚とセリフのキレのよさ
教養と伝統文化への思いの深さにに
いつも感心してしまう。
今回は高橋の生い立ちにまつわる
エピソードが秀逸。
雪弥と和馬の言葉の応酬にも くすっ。
主人公二人の恋にも急展開があったのに
さらなる嵐の到来を思わせて。
まだまだシリーズは面白くなりそう。
新刊お待ちしています。 -
シリーズ第3弾。軽い謎解き。二人の関係も進展あり。
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前の巻までは続きモノというよりは短編の連作という感じだったけど、ここに来てようやく話が動いてきた感じ。うちもギスギスしてるからかなー、キッカケが欲しい気持ちはよくわかる。