- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086800709
作品紹介・あらすじ
武家の娘・なつは、恋ゆえに出奔した兄を捜すため、単身江戸に上り、身分を隠して貸本屋で働く。ある日、本に興味のない植木屋の小六が歌集を借りる。恋歌がうまく作れないという彼に協力することに…?
感想・レビュー・書評
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駆け落ちした兄を探して江戸へやってきた主人公が、貸本屋で働きながら兄を探す話。
貸本屋をしながら、人の恋文のアドバイスをしているうちに、「恋文屋」と言われるようになり、たくさんの人の恋文を書くようになる。
恋を知らない主人公が、人の恋愛を通して恋を知り、兄の気持ちを知り、成長していく。
武家の女が1人で江戸へ行くとか、町娘として働いているとか、武家だとばれないとか、そんなのないわーって設定だけど、それは突っ込んではいけないw
時代物のライトノベルなので、時代物敬遠してる人でもさっと読めます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「いや、俺の分はどうでもいいけど、そっかあ。まったくなっちゃんは人がいいというか、育ちがいいというか、心配で目が離せないね」
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恋がわからないなつが、人様の恋騒動?に関わるうちに、少しずつ恋をわかっていくような感じが可愛らしかったです。
兄上を連れ戻すと意気込んでたけど、突っ走るのではなく、その思いを知ろうとする姿勢は素敵ですね。
設定は江戸なのかな?
ただ内容的には現代っぽい。
そのリアリティーは気にせず読むのが良さそうですね。
周りの方々が幸せになっていくのは、とても微笑ましくてよかったですが、なつの恋愛も少しくらい進展したらよかったなぁと思います。
続編あるのかな。 -
良かったです☆あっという間に読了。NHKなんかでドラマ化したらおもしろいかも⁇と思いました。主人公のなつと清次郎さんの今後が気になるので続編とかあるのかな⁇ほかのキャラも続編に出てきそうな感じです。
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短時間で読めました。
なんだかどこかで読んだことのあるような設定と展開…。でも不思議に思うことばかり。会話は身分関係なく馴れ馴れしいし、なんだか現代っぽい。育ちが良いのか貧乏なのかよくわからない。実家に帰らなくていいのか?兄はどうなったんだ?
そもそも恋する気持ちも分からないのに恋文ってかけるのか?
なんだか都合の良い恵まれた環境の乙女チックなお話でした。
続編あるのかな?でもちょっと遠慮しとく。 -
設定はちょっとありえない感じですが、そこを無視して読むと可愛らしくてほのぼのする内容。
周りの恋を手助けするだけじゃなく、自身の恋がもうちょっと進むと嬉しかったかなと思います。 -
時代劇を読みなれていない方でも読みやすい江戸物です。ラノベ感覚で手に取りやすく、でも、物語はしっかりした構成で面白かった。
恋のために駆け落ちした兄を探す、武家の娘なつ。彼女は、貸本屋で働くことになり、そこの常連客である清次郎さんと一緒に、客の悩み事を聞くというお話。
その客の相談というのは、自分の気持ちを表したいという恋文相談。いつの間にか恋文を考えてあげているうちに恋文屋ということになってしまうのだが、その中で恋を知らない彼女が、人の恋路を知ることで、兄を憂い、理解しようとする姿が好感でした。彼女を見守る清次郎さんが良い感じに萌えなロマとなっております。
続刊読みたいです。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5152.html -
江戸時代、古典、遊郭、等々。
素材はいいのに、とにかく文章が稚拙というか、勿体無いという印象しかなかった。
登場人物はみんな優しく、素敵な人達です。ほっこりしました。 -
辛口コメ。江戸の風情も情緒も全く感じられなかった。それと言うのも、遊郭とか武士とか江戸時代っぽいネタは出てくるものの、話し言葉を含め文中に『僕』『ページ』『イチゴ』『恋愛』『彼、彼女』など、「この時代の人がこんな単語使うか?」と、そればかりに気をとられ全然時代物と言う設定を楽しめなかった。内容自体も今一つ。稚拙なので怒りを覚えるほど。読んだ時間を返せ。