函館天球珈琲館 無愛想な店主は店をあけない (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 124
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086800716

作品紹介・あらすじ

北海道に新幹線が開通する前日、奔放すぎる母親のせいで横浜から函館に単身引っ越すことになった女子高生・真緒。遠縁の親戚が住むという函館山の洋館に向かうが、そこにいたのは不審すぎる長身の男で…!?

感想・レビュー・書評

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  • 母の再婚をきっかけに遠縁の親戚の家で居候することになった、桜井真緒(まお)。地元横浜とは異なり、3月の函館はまだ雪の残る寒い季節だ。北風と長い坂道に耐えた末辿り着いた、レンガ造りの館「遠野邸」。そこで暮らす年配の男性、遠野壮景にお世話になると思っていた真緒だが、出会ったのは彼の祖父と名乗る青年で──。副タイトルどおりの青年と共に暮らすことになった女子高生の日常ミステリー。
    北海道(正確には函館)が舞台であることをきっかけに読了。冒頭で母の名が「あすか」、そして茶トラの猫の登場にテンションが上がった。まあ、そのほかの設定は佐々木丸美さんとあまり関係ないけれど。なんだかんだ言いつつ真緒を大切にしている壮一郎が微笑ましい。恋愛というより家族愛とも解釈できる。もし続きが出るなら読んでみたい。

  • 変わり者な壮一郎だけど、ちゃんと大人で、真緒を見守ってくれていて優しい。
    そんな壮一郎がいるから、真緒が高校生活を楽しんでいられるんだなと思います。
    二人の距離感も付かず離れず適度な距離で良かったです。

  • これ好き!真緒ちゃんかわいいし、猫みたいな壮一郎さんの優しさがクセになる

  • yk

  • まあ楽しめたかな

  • タイトル見て思わず購入。函館は第二の故郷です。

    店主がイケメンそうな雰囲気が文体から伝わってきます。登場人物のイメージが挿絵通りでニヤリ。

    レトロで西洋な函館感より、地元の函館感が伝わってきました。住人にとってはレトロで西洋な函館は昔から周囲にあるのが良いなあと思いました。主人公もあっさり函館に染まっちゃって、良い居場所が見つかってよかった。本当に。

    登場人物たちのその後が読みたいなあと思いました。

  • 可もなく不可もなく。
    設定に惹かれて読んだけど、特にキュンポイントもなく、さらーっと読み終えてしまった。
    キャラに深みがあまりなかったなぁ。

    2016.12.11

  • 母の再婚を期に単身、北海道は函館の
    親戚の家に居候することになった真緒
    洒落た喫茶店をもつ洋館での新しい生活は
    不審な男の足蹴りから始まったーー



    *****


    星マニアのイケメンが…!というので手に取ってみたところ
    とても面白かった

    まず話のテンポや、登場人物の個性もよく、掛け合いが気持ちよくて
    読んでいて疲れないし
    ストンと入ってきて、
    なんだか気持ちも軽くなるような作風

    謎に満ちて無愛想で無口な壮一郎の、
    しかししっかりとした面倒見と優しさに
    これは惚れずにおれまい!とウキウキして読み進めた

    話は、真緒を中心に
    本当に日常によくあるようなささやかな謎と疑惑を解決していくスタイル

    変に力むことなく、
    壮一郎に関してはなんだか謎の安心感もあって
    読後爽やかな作品だった

    続編が待たれる!!

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