鍵屋の隣の和菓子屋さん つつじ和菓子本舗のこいこい (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 159
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086802116

作品紹介・あらすじ

つつじ和菓子本舗の看板娘・祐雨子への片想いは相変わらずのまま、和菓子職人の修業を続ける多喜次。だが新しく入ったバイトの柴倉は、多喜次よりずっと技術がある上、祐雨子が気になるようで……?

感想・レビュー・書評

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  • 小林さんをまた登場させてほしいです。鍵屋好きとしては、もう少しこずえちゃんとの絡みも見たいなぁと思ってしまいます。

  • 積読してたのを漸く

    相変わらず祐雨子が無自覚に小悪魔でタキや柴倉、そして軽く他の人まで誘惑しててほんと看板娘として困った属性の人だと思うわ
    ただ、タキに対しての行動がどうかなとは思ってたけど、(プロポーズの返事以外は)タキと同じくらいの年齢の弟が居ると知って少し納得した 兄弟と似た年齢の人ってつい同じように接しちゃうことあるんだよね 下手したら自分と同い年でも弟に似てるって思うともうそういう対象じゃなくなることもあるし、頑張れタキまじがんば

    1話目から重い話きてちょっとびっくりした
    でも小林さんの気持ちが少しわかるだけに複雑…自○ってさ、突発的なものや強い衝動に駆られてのものもあるけど、ずっとずっと暗く沈んで何も感じられなくなってある日ふと何か一線を越えたりひと匙の勇気のような何かを得た時にしてしまうこともあるんだろうね
    小林さんは優しくてお節介な和菓子屋の面々に出会えて、何より新しく希望や夢を抱けるものに出会えたのはとても幸運なことだと思うよ

    タキは相変わらず真っ直ぐに殆ど勢いのままぶつかっていって(人によってはすごくウザく感じるだろうけど)、猪突猛進だけど一本芯がしっかりとあるのが彼のいいところで強みなんだろうね
    失敗しても逃げたり隠したりしないでちゃんと自分で対処しようとするところもよかった ただ突っ走るんじゃなくてちゃんと機転がきかせられる辺り賢そうなんだけどね、祐雨子が関わると途端に語彙力なくなってただのガキんちょ感出るからすぐ忘れちゃうけど、それでも彼もちゃんと色々勉強して身につけて成長してるんだよね

    成長と言えば飛月くんもちょーっとだけ成長したのかな? 小学生2人のやり取りもとても可愛らしくて、最後は周りのおばさん達のような心情だった
    小学生の恋模様は鍵屋さんの前作はこずえに少し似た子が、和菓子屋の今作はタキに少し似た子が片思いしてる感じなんだね

    そして片思いになってしまった感じの柴倉よ…名前で揶揄われて小豆が嫌いなのに和菓子職人の腕は年齢の割には高く、何だかんだと和菓子屋で働いてるのも祐雨子が居るからなんだよね
    当て馬じゃなくてなんて言うんだっけかね、このポジション…報われることはないとは思うけど、大きくなる気持ちは止められるものじゃないもんね

    淀川とこずえもちらりと出てきて、にまにましちゃった 下手したら彼らのその後を知るために今作を読んでると言っても過言じゃないよ
    いや、二冊目にしてタキの成長が見れて、彼の今後は気になってきたけどね
    まぁでも変わらずやることやってなさそうだけど、結婚式に向けてあの淀川が自ら動いてるとか本当意外と溺愛系 でも変わらず猫のようなこずえに振り回されてるようで、そしてそれを楽しんでるようで可愛い

  • あいつやな奴、と思ったけど、そっち視点で見るとそうなのか。

  • 多喜次がいい人過ぎる。恋の道のりはかなり遠い感じだけど。初めて会ったのが小学生の時で八歳も歳が違うとなかなか意識も変わらないのかな。高校生で初めて会った鍵屋の二人は順調そうでよかったけど。

  • 小さな恋の物語? 微笑ましい。楽しめた。

  • 鍵屋のこずえちゃんも少し出てきて。なんていうか事件は事件なんだけど優しい感じのお話が多いです。

  • 片思いなんだけどあんまり切実とかでもなく、それを楽しんでいる感じ。
    事件というか出来事も可愛らしいくらいのもので、全体的に色んな意味で甘い。

  • 自殺志願者を拾ってくる祐や、宮司の榊など、大人が魅力的。若者および子供はイチャイチャわちゃわちゃしている。

  • 箱入り娘感が凄い。そして三角関係。まるでみんな同年代だと感じてしまうけど、そんなことはないんだよね。小豆農家さんの話、良かった。

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著者プロフィール

オリジナル小説サイト「小部屋の小窓」で小説を掲載、『華鬼』で書籍デビュー。「海上のミスティア」シリーズ、「花宵の人形師」シリーズ、「恋するエクソシスト」シリーズ、「鍵屋甘味処改」シリーズなど著作多数。

「2020年 『山神よろず相談所』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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