鍵屋の隣の和菓子屋さん つつじ和菓子本舗のもろもろ (集英社オレンジ文庫)

  • 集英社
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本棚登録 : 145
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086802468

作品紹介・あらすじ

今度の舞台は『鍵屋甘味処改』の"お隣"! 恋する男子の和菓子な日々。『つつじ和菓子本舗』で和菓子職人として修業中の多喜次は、書道教室で出会ったアレルギー持ちの子でも食べられるような和菓子ケーキを考案したり、和菓子教室で作った練り切りを父親が喜んでくれたからもう一度作りたいという女の子を手伝ったり、誰かのために奔走する毎日。そんな多喜次に同僚の柴倉は「お人好しだ」と呆れ、看板娘の祐雨子は温かく見守っている。もちろん、祐雨子への片想いは絶賛継続中で、彼女を巡る柴倉との攻防も相変わらずだ。そんなある日、多喜次と柴倉はひょんなことから祐雨子の友人でキャリアウーマンの亜麻里と知り合い、四人で一緒に初詣へ行くことになるが…?

感想・レビュー・書評

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  • 歌う料理人の話、そんなすごいのあり?と思いながらも泣きました。。からの第四章で突然のライバル登場。この巻が一番よかったです。鍵屋の方もそうだったけど、途中でギア上げてくる感じがとてもいいです。

  • 取り敢えずフィクションとは言え一言
    アレルギーある子に、いやなくても、調理学校通ってて和菓子屋でバイトしてるとは言え、親御さんに許可なく作ったお菓子あげちゃダメだよ!!
    しかもアレルギーある子にナッツ! ナッツ類もアレルギーの人多いんだぞ!!
    蓮香ちゃんのためだし、彼女も喜んでたけど最近はアレルギーの人多いし、作品読んで何も疑問持たない人って少ないだろうけど一定数居るから気を付けてほしい、いやせめて他にアレルギーないか聞く一言を入れてほしかった


    今回はちょっとジェットコースターな一冊だったな
    淀川親子のやり取りににこにこしてたらアレルギー問題出てくるし
    そこ詳しく!って感じでこずえと淀川がいちゃついてるかと思えば(てか淀川さんタキの前で普通にいちゃつくんかよびっくり)、四葩ちゃんは幼くして父なくすし
    家を継ぐべく針の筵の中頑張っていくかと思えば何も決まってないのに奥さんの留学についてく無謀さ見せてくる人は居るし
    何より最後は柴倉がちょっかいだされるだけかと思ったらまさかの方向から祐雨子にライバル現れるしで落ち着く間もなければ次回最終回でまた駆け足するつもりですね⁇

    タキってほんと巻数が進む旅にいいやつだし意外と頭きれるな?って見直すけど、猪突猛進で裕雨子の前では語彙力なくすの相変わらずで株がなかなか上がらないんだよな
    彼の勢いや手助けでいい方向に向かう人ばっかりだけど、そろそろ本当大きくやらかしそうで怖いよね (いや、最後はあの強さが悪い方向に転がってる気もするけど) まだ若いし難しいだろうけどそろそろ落ち着きも身につけ始めてくれ 周りも読者も次は何やらかすんだと気が気じゃないよ

    四葩ちゃんの話は本当に切なくて泣いた
    お父さんにあげるんだって楽しそうに練り切り作ってるところからその日がお通夜ってところへの落とされ方が半端なかった 思い出しても泣ける…でも沢山思い出話して、毎月お菓子作って少しずつ少しずつ彼女の中でお父さんの死を受け入れていけるのはとてもいいことだと思う

    歌う料理人は取り敢えず歌唱力という武器なかったら本当にどうやって生活してくつもりだったんです⁇ってちょっとイラッとした
    努力し続けることって本当に素晴らしいことだけど、努力しても叶わないものも残酷なことに世の中には沢山あるからね 彼には料理の道も頑張ってほしい気はするけど、何度もプロデューサーから声がかかるほどの人なら是非とも子供のために歌を本業に頑張って頂きたく思ってしまうよね

    そして最後!! まさか過ぎたー
    柴倉にアプローチしつつタキのこと軽く誘惑してて祐雨子の背中押してくれるのかと思ったら祐雨子私が後ろから刺された気分
    タキって本当純粋に優しいからああやって勘違いする女の子居そうとは思うけどまさかアラサーの人がひっかかるとは
    次回どんな嵐が起こってどう落ち着くのか
    てかどうもくんがちゃんと己の立場理解しててびっくりした いやでもストーカーな彼が裕雨子が誰かとくっついたからってすんなり受け入れられるんか?そこもどうなるか気になる

  • 20.12.19読了
    完結。鍵屋さんの方も。和菓子屋の方も。
    まとまった感はあるかなー。
    満足感もあり。よき話でした‪(*ˊ˘ˋ*)

  • 祐雨子にやっと自覚が出来始めたり、犬っぽいだけだった多喜次の魅力がわかりやすく描かれていたりと、恋が動き始めました。
    年齢差のある恋がどう動いていくか楽しみ。
    鍵屋の二人はもういい加減ちゃんとくっつけと言いたい。

  • タキいい奴だけど、次から次へと首突っ込みすぎ。お隣の鍵屋の二人が気になる。

  • 相変わらずお節介な多喜次。自分の手に余ることでも、困っている人がいると手を貸さずにはいられない。例え、全く知らない人だとしても。そんな多喜次は迷惑なのかな?とも思ったけれど、祐雨子は迷わず一緒に手を貸すし、柴倉も文句を言いつつ、手助けしてくれるからいいのかも。と思えてくる。3人の表裏のないやり取りも楽しいし。鍵屋~シリーズの2人のその後が見られるのも楽しみのひとつ。スローペースな2人だけど、相変わらずで安心できる。
    三角(四角?)関係も変わりそうな雰囲気が出てきたから、どうなっていくのか気になる。

  • 柴倉いいやつだなぁ。でも、設定的にせめてあと2歳くらい上だったらなぁとも思う。人間関係複雑になってきたけど、祐雨子の友人好きなタイプじゃないなー。今回は子供がいっぱい出てきて賑やかになって、より前向きな人がたくさん出てきて良かった。

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著者プロフィール

オリジナル小説サイト「小部屋の小窓」で小説を掲載、『華鬼』で書籍デビュー。「海上のミスティア」シリーズ、「花宵の人形師」シリーズ、「恋するエクソシスト」シリーズ、「鍵屋甘味処改」シリーズなど著作多数。

「2020年 『山神よろず相談所』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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