- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086802987
作品紹介・あらすじ
皇帝・碧成との間に唯一子をなし、後宮で威勢を誇った寵姫・芙蓉に皇后暗殺の濡れ衣を着せ、追い落とした雪媛。
民衆の間にも雪媛の信奉者は確実に増え、もはや雪媛を脅かすような存在はもういないかと思われた。
しかし芙蓉は、幼い頃から自らを慕い付き従う潼雲を使い、雪媛を陥れようと画策し始めた。
そんな中、雪媛が潼雲を自らの護衛のひとりに任じたことで、未来の記憶を持つ青嘉は警戒を強めていた。
水面下では、雪媛が寵を得たことでそれまで異民族として冷遇されていた尹族は増長を始め、その横暴は雪媛への悪評となり広がりはじめていた。
不貞の疑惑、密偵の暗躍と、いくつもの危機が雪媛へと襲いかかり――? 壮大な中華転生幻想譚、第三弾!
感想・レビュー・書評
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主人公の雪媛の魅力満点のシリーズ。理想の国を作るため、悪女の手練手管を使うのも厭わないが、ともに理想を目指す青嘉への秘められた純情がなかなか可愛い。シリーズの最後の方では、きっと青嘉との愛を選ぶのかなあ。これは私の勝手な予想だが、雪媛もいろいろな思いに苦しみながらも前に進んでいくのだろう。今回は、青嘉の未来の記憶では、後宮の黒幕になったはずの潼雲がクローズアップされている。潼雲の気持ちの揺れも見もの。
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ジェットコースター!
起伏の大きな山谷を次々とものすごい速さで超えている感。
不穏な時には失脚や死をすぐ側に感じるほどとことん不穏だけど、それを超えてあまりある爽快さが用意されているので癖になりつつぐんぐん読んでしまいます。
終わり方もとんでもなく不穏でした。
次巻をすぐ読まないと。 -
だんだんよくも悪くも普通のコバルトっぽくなってきたな
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一気読み
対立が盛りがってきた。
ただでは転ばない悪女たち
2020.6.21
60 -
今回は威風堂々さが物足りなかった。
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周りの人たちも輝いてきたなあ
雪媛はなんのために生きてんだろ
未来の王映が生きるため??
みんなが幸せに暮らすためとはいえ、なかなか遠回りが長くなってきて、たどり着くのかしらとか思う
青嘉もなんのために生きるか、というと雪媛のためだからまだわかりやすい
潼雲はこれからは雪媛のために生きるのかなぁ