谷中びんづめカフェ竹善 3 降っても晴れても梅仕事 (集英社オレンジ文庫)
- 集英社 (2020年6月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086803267
作品紹介・あらすじ
谷中の街角で、おいしいびんづめを召し上がれ。
大人気、下町人情物語!
女子大生の紬は、谷中のびんづめ専門カフェ「竹善」の店主セドリックと知り合い、彼の義理の息子・武流の家庭教師として店に通っている。
季節は初夏。
竹善も、梅の仕込みに忙しい日々を送っていた。
そんなとき、新しくできた高級食パン店の女性店主が、竹善のジャムを気に入ってコラボを持ち掛けてきた。
店主はジャムだけではなくセドリック本人にも興味があるようで、積極的なアプローチに紬は気が気ではない。
無事に食パンと梅ジャムのコラボが決定し、竹善も少しだけ有名に。
お客が増えたのはうれしいが、自分の居場所がなくなったようで紬は一抹の寂しさも感じていた。
ようやく自分の気持ちに気づいた紬だが、そんな不器用な恋心にセドリックの反応は……。
感想・レビュー・書評
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紬ちゃん、色々相手を思う気持ちが増えていくと、疲れる事む増えるけど、らしくて良いと思う☝️。話が進むにつれて、紬ちゃん成長してるーっ⤴️
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新しいキャラも加わって、ますます魅力的になってきた。
話の展開は相変わらずありきたりなんだけど(笑)、キャラに好感が持てるとおもしろく読める。会話も小気味いいし。
いいところで終わっているので早く先を読みたい。
まさに作者の思う壺にハマったらしい(笑) -
ページをめくるたびにコミュ障の紬が一歩ずつ前進していく姿がたくましかった。知り合いが友達に変わったり、手作り市に参加したり…。
一方で…菱田さんへの気持ちが整理がつかない紬。
超ポジティブな女性も現れて…どうなるかとも思ったけど、紬のモテぶりもなかなか。
5角形?
最後に花火のように打ち上げてしまった紬の気持ち。
次回がとてもドキドキです。 -
雰囲気が好きだったので、変化の予感にドキドキする。紬がゆるやかに成長していってるので、優しい空気、空間を保ったまま未来に進んで行って欲しい。
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読了。シリーズ3作目。紬の行動範囲が少し拡がる。竹善や菱田家にも変化がある。物語の中の人々の生活が少しずつ動き出す。この先どうなるのか気になるところで終わってしまった。続編があると信じている。
途中出てくる鰯のアンチョビや鯵のコンフィ、煎り酒を作ってみようかな。
今回は梅干しにしても、ジャムにしてもお腹の空く内容で、読んでいて楽しかった。
紬も気になる、セドリックも気になる、登場人物のことがみんな気になる。早く続きが読みたい。