谷中びんづめカフェ竹善 3 降っても晴れても梅仕事 (集英社オレンジ文庫)

  • 集英社
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本棚登録 : 321
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086803267

作品紹介・あらすじ

谷中の街角で、おいしいびんづめを召し上がれ。
大人気、下町人情物語!
女子大生の紬は、谷中のびんづめ専門カフェ「竹善」の店主セドリックと知り合い、彼の義理の息子・武流の家庭教師として店に通っている。
季節は初夏。
竹善も、梅の仕込みに忙しい日々を送っていた。
そんなとき、新しくできた高級食パン店の女性店主が、竹善のジャムを気に入ってコラボを持ち掛けてきた。
店主はジャムだけではなくセドリック本人にも興味があるようで、積極的なアプローチに紬は気が気ではない。
無事に食パンと梅ジャムのコラボが決定し、竹善も少しだけ有名に。
お客が増えたのはうれしいが、自分の居場所がなくなったようで紬は一抹の寂しさも感じていた。
ようやく自分の気持ちに気づいた紬だが、そんな不器用な恋心にセドリックの反応は……。

感想・レビュー・書評

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  • 紬ちゃん、色々相手を思う気持ちが増えていくと、疲れる事む増えるけど、らしくて良いと思う☝️。話が進むにつれて、紬ちゃん成長してるーっ⤴️

  • 新しいキャラも加わって、ますます魅力的になってきた。
    話の展開は相変わらずありきたりなんだけど(笑)、キャラに好感が持てるとおもしろく読める。会話も小気味いいし。
    いいところで終わっているので早く先を読みたい。
    まさに作者の思う壺にハマったらしい(笑)

  • ページをめくるたびにコミュ障の紬が一歩ずつ前進していく姿がたくましかった。知り合いが友達に変わったり、手作り市に参加したり…。
    一方で…菱田さんへの気持ちが整理がつかない紬。
    超ポジティブな女性も現れて…どうなるかとも思ったけど、紬のモテぶりもなかなか。

    5角形?

    最後に花火のように打ち上げてしまった紬の気持ち。
    次回がとてもドキドキです。

  • 爆弾発言で終わったー><。わたしはセドリックさんも好きだけど、やっぱり虎太郎さんや左近道さんも好きだから、誰が柚さんと結ばれるのかは気になる><。手作り市の話が特に好きだった~♪。色々なことに挑戦するの、楽しいよね! 友達の話も良かった! 柚さんにもようやく友達出来たんだね、ばんざーい! 随所に出てくる虎太郎さんがもう愛おしくて愛おしくて><。やっぱり虎太郎さん、好きだな~! 左近道さんはちょっと出番少なすぎだったかも><。次巻も期待してる! 今月最後の本がこの本で良かった!

  • 雰囲気が好きだったので、変化の予感にドキドキする。紬がゆるやかに成長していってるので、優しい空気、空間を保ったまま未来に進んで行って欲しい。

  • 紬ちゃん勢いあまりすぎてまたやらかしましたね。しかしこんなにモテても自分が好きな人には振り向いてもらえないのは切ないです。

    官僚と弁護士じゃダメなのかなぁ・・どっちかちょっと報われてほしいです。

  •  前作でモテまくってた紬だったけど、今回はセドリックに公私共に猛アタック掛けてくる、高級食パンの美人パン職人千川がライバルに。セドリックと紬も良い感じになったと思ってたけど、千川の問に対して奥さんを引き合いに出して牽制するのを見ると、雲行きが怪しくなってきた気がします。グイグイ来る弁護士の左近道の行動所為で、ウッカリセドリックに想いを伝えてしまった紬。かなり気になる所で次巻へ続くなんて!早く読みたいです。

  • 読了。シリーズ3作目。紬の行動範囲が少し拡がる。竹善や菱田家にも変化がある。物語の中の人々の生活が少しずつ動き出す。この先どうなるのか気になるところで終わってしまった。続編があると信じている。
    途中出てくる鰯のアンチョビや鯵のコンフィ、煎り酒を作ってみようかな。
    今回は梅干しにしても、ジャムにしてもお腹の空く内容で、読んでいて楽しかった。
    紬も気になる、セドリックも気になる、登場人物のことがみんな気になる。早く続きが読みたい。

  • これは辛い。
    紬ちゃんのモテ期は地味に続いていて、前巻で自覚した組は今回も何だかんだで推しては来ているけれど、肝心のセドリックが……
    前まで(無自覚ながら)割と思わせぶりなところも見せてくれていただけに、今回発覚したことは紬ちゃんだけでなく、読者側としても驚いたし辛かったのではないだろうか。
    セドリックに仕事面でも恋愛面でもグイグイくる新キャラが引っ掻き回したお蔭で分かってきた彼の想い。
    折角紬ちゃんが恋心を自覚してもこれでは。

    ただ彼女は彼の気持ちを分かった上で、好きと思うのは自由だから、想いは伝えなくても胸に秘めておこう、そう思っていたのに。
    若さゆえの暴走で、ついつい勢いで口にしてしまう。
    あの時の衝撃と最後の紬ちゃんの願いが辛い。
    しかも、そんなところで終わっているから、消化不良感が半端ない。
    そんなところで終わらないでくれ。
    心が持たない。

    救いだったのは、登場する食事が相変わらずめちゃくちゃおいしそうだったところ。
    特にパンの描写がたまらなくいい。
    食べてみたかった、あの食パン……ジャムも気になる。

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著者プロフィール

1999年度ノベル大賞佳作受賞を経てコバルト文庫よりデビュー。以降、少女小説、ライトノベル、漫画原作など多方面で活躍する。主な著作に「谷中びんづめカフェ竹善」シリーズ(集英社)、『蒼井葉留の正しい日本語』『横濱妖精探偵社』『恋するアクアリウム。』(KADOKAWA)など。描かれる人間関係や作品世界のあたたかな雰囲気は、多くの読者に支持されている。

「2023年 『犬飼いちゃんと猫飼い先生2 お友達から卒業しますか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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