- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086803397
作品紹介・あらすじ
皇位を継承するために繰り広げられる、死の遊戯。圧倒的中華謀略譚!
中原の覇者・煋(セイ※)王朝では、皇帝の崩御とともに、次代の玉座を巡り八人の皇子が争う「九天逐鹿」が幕を開ける。
審判役である女帝の勅命のもと、宮中に現れる蠱鬼を狩り、代わりに得られる夭珠を増やしていく。さまざまな制約をかいくぐり、兄弟を陥れて、至尊の位にたどり着くのはただ一人。敗者には死あるのみ。
開始早々、気弱な第七皇子が脱落した。そこに、開始時に不在だった第四皇子が加入し、戦いは再び八人の対決となる。一方、かりそめの玉座を預かる女帝にも非情な未来が待ち受けていた。
新皇帝が誕生すれば、女帝は殺される運命にあるのだ。
卑劣な奸計が蠢き、情を断ち切れぬ者から滅びていく。凄惨な戦いを潜り抜け、最後に笑うのは果たして誰なのか――。
※「セイ」の漢字は「火へんに星」
感想・レビュー・書評
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読了。購入時は30ページほどで入り込めず積読していたがタイミングなのかスルッと世界観に入り込めた。漢字の多さ、旧字、特殊な読みは苦笑したが、作者の好きを詰め込んだ様が好まれる。いくらでも冊数を重ねられる内容なだけに、上手く一冊に纏まっている。ただシリーズ化は読者が付いてこられれば有りかも…というくらいひたすら必死だった。笑
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これはいったい誰得なのというサバイバルゲーム。
王に相応しいかどうかはきちんと決めて欲しいと思いつつ、結果が気になって読みふけってしまう。 -
8人の皇子が選ばれて、生き残った者が王になる蠱毒形式の陰謀話。不正はできないようシステムされていて、騙し合い殺し合いが面白かった。
ただ、その選定システムが結構ルールが多くて「こういう陰謀だった」「こういう抜け道がある」という陰謀が陰謀ぽくなかった。私はルールを理解しきれていないから、あ、そうなのね。とまるきり受け止めるしかなかった。絶対こうだろ、という想像を裏切られるのが楽しいので、難しかったかな。。。 -
皇帝の崩御とともに8人の皇子による次期皇帝を決める「九天逐鹿」という名の生き残りをかけたバトルが始まる。審判は期限付きで玉座の空白を埋める女帝。
登場人物も多く、言葉もちょっと難しかったので、入り込むまでに少し時間がかかったけど、最後まで誰が残るか解らない騙し合いの展開は楽しかったです。
決まってみると、結局は帝位に相応しい資質を持つ皇子だったのか…
とても作者の熱量を感じました。