仮面後宮 女東宮の誕生 (集英社オレンジ文庫)

  • 集英社
3.86
  • (4)
  • (6)
  • (3)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 98
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086804882

作品紹介・あらすじ

平安末期。
葡萄(えび)病(や)みという謎の疫病が猛威をふるう京の都。
多数の庶民が命を落とす中、宮廷でもまた、東宮(皇太子)三人が立て続けに死亡するという前代未聞の事態が起こり、貴族たちは恐怖と混乱に陥っていた。
そこへ、大斎院(だいさいいん)と呼ばれ、強力な予言力をもつ賀茂の老巫女から神託が届けられる。
大斎院いわく、このたびの疫病の災いは皇族の男子に集中している、そこで次の東宮には一時、皇女を立てるべきである、女東宮がしばらく皇太子の座を守れば、神仏の加護により、皇族男子の死は必ずや止まるであろう──とのことだった。

帝の兄であり、実質的にこの国を支配している上皇、八雲の院はこの神託を受け入れることを決定し、ただちに女東宮の候補となる数人の皇女たちが選び出される。

都から離れた宇治の地で、両親を亡くし、双子の弟である映(はゆる)の宮と、妹の貴(あて)の宮とともに人々から忘れ去られた寂しい暮らしをしていた十六歳の火の宮も、そのうちの一人だった。
女東宮候補となった火の宮を待つ、試練とは―――。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 思ってたよりシビアだった…

  • 院政期を舞台にしつつ少し源氏リスペクト要素あり?なお話。
    アガサクリスティー:そして誰もいなくなったみたいに主人公の火の宮以外全員死亡を予感させる内容。何より八雲院が趣味悪いを通り越して最早サイコパス。コイツが真犯人じゃないかと思う

  • 思ったよりどろどろ系。次はどんなんかなー。

全4件中 1 - 4件を表示

松田志乃ぶの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×