宝石商リチャード氏の謎鑑定 ガラスの仮面舞踏会 (集英社オレンジ文庫)

  • 集英社
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本棚登録 : 359
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086805223

作品紹介・あらすじ

正義に連れられてみのる、良太、真鈴の3人は岡山へとやってきた。地元中学で教員をしている、正義の友人・谷本の案内で博物館を訪れるためだった。正義に惹かれている真鈴は、正義と谷本の関係が気になって? 中華街で中国人のクラスメイト、そしてヒロシと名乗る人物と体験した関帝誕。そして実家の裏のお屋敷で、リチャードと正義たちとの仮面舞踏会。母と会えないのは寂しさは募るが、正義とリチャードと過ごすたび、みのるの宝物は増えていく。みのるの世界が広がっていく…! 珠玉の夏の物語。

感想・レビュー・書評

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  • みのる視点が続いてるので、宝石や振り回される正義が出てこないのが少し寂しい。
    次作は正義視点にもどるかな…。

  • このみのる君視点で書かれるリチャードと正義の日常。
    あんなドタバタしたり、距離を測りかねてた二人が阿吽の呼吸でバディとして、そしてリチャードの盾となるように正義が頑張ってる姿を見ると感動する。
    そしてみのる君は本当にいい子だ…
    最後の舞踏会の仮面を被って正義に抱きつくシーンややり取りは泣きそうになってしまった。
    お母さんとも会いたいだろうし…でも別に正義が嫌なわけでもないし…
    ちょっとシリアスな所も含みつつ、まさかのヒロシ!
    そしてあの終わり!
    続々リチャードの登場人物が集合してくるから続きが楽しみ。

  • シーグラスの話が今回の短編集の中で一番好き
    みのるくんもどんどん大きくなって、正義とリチャードの関係もほんとに気になる笑‼︎

    気になるところで終わったので続編は一年も待てないなぁ〜!

  • これからは子供中心なんだろうか
    いや、今回も面白かったけど

  • 今回もみのる視点で、短編形式で進んでいきます。中学生三人組から見た正義もリチャードもめちゃくちゃかっこいいな?!そしてかっこつけてもいるな?!笑。
    ふたりの関係性を雰囲気でみのるは感じ取ってる気がする。あと知ってる人がちょいちょい出てくるのいいよね。楽しい。

  • 終始みのるくん視点での物語
    我慢の多いみのるくん、彼にとっての宝石が増えていくのはとてもうれしい
    シーグラスのお話のふたり、とても素敵だった!
    ヴィンスとオクタヴィアのやりとりも良い
    相変わらずリチャードに対する正義の愛がすごい…真鈴の言葉をリチャードはどんな気持ちで聞いていたのか
    次はまたトラブルからかな?

  • 面白いんだけど、中学生目線で描かれているので、何となく児童書を読んでいる気分になった。
    宝石の雑学(?)好きだったんだけどなぁ… そのあたりがなくなって残念。

  • 今やリチャードの職業が宝石商というだけで、全く別の話になってしまった。色々説明がなくて想像も難しいのですが、横浜の学校では中国人も普通にクラスに混ざってるんでしょうか。全話でもさらりと書かれてて、わからないまま読んでましたが、やっぱりわからない。ググれってことかな。

  • 今回もよかった。海に行く気満々の正義とリチャード想像しただけで可愛すぎてにやけた。最後の方の2人のやり取りでまた死にかけた…(そして生きる)。最後気になる感じで終わったから、次巻がまた待ち遠しい…。

  • 「小旅行とビカリア」
    気になった関係は。
    これだけストレートに尋ねることができるのは、性格だけでなく若さもあるのだろうな。

    「茅ヶ崎とシーグラス」
    必死になって探す。
    他人から見たら価値は特にないものだとしても、想い出がある限り大切なものなのだろ。

    「関羽と紅珊瑚」
    二人も知り合いで。
    本気で迷惑だと思っているのであれば、何かと世話をやこうともせず放置するだろうな。

    「体育祭とパリュール」
    勝手に進む話の中。
    話し合いの場が欲しいと願っても拒否されるなら、聞いてくれそうな人を探すまでだろ。

    「舞踏会とシャンデリア」
    追ってくる不審者。
    相談するまでは良かったとしても、参考程度に留め身の丈にあった場所へ行くべきだろ。

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著者プロフィール

9月24日生まれ。神奈川県出身。『時泥棒と椿姫の夢』で2014年度ロマン賞を受賞。受賞作を改題・加筆改稿した『螺旋時空のラビリンス』で文庫デビュー。

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