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- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087032345
作品紹介・あらすじ
死神たちすら手を出さない『地獄』。そこで、永遠の責め苦を受ける咎人たちが動き出した…。彼らの目的は地獄からの解放。狙いは、咎人たちを縛る"鎖"を断ち斬れる唯一の存在、黒崎一護。誰も見たことのない、地獄の扉が開く…。劇場版第4弾を完全小説化。
感想・レビュー・書評
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“「地獄に送られた者たちは、咎人として鎖でつながれ、番人どもに永遠に罪を責められ続ける……」
黙ってルキアの話を聞いていた黒刀が、顔を上げて一護を見た。
「地獄は普通の神経じゃ耐えられねぇ場所だ……それでも行くか?」
「当たり前だ!そんなところに遊子を一人で置いておけるか!」
黒刀は、一護をじっと見つめる。迷いのない目をしていた。
フッ、と笑って、黒刀が立ち上がる。
「そうか。てめぇにその覚悟があるなら、連れて行ってもいいぜ。俺はさっきの連中を倒したいだけだからな……てめぇの力は役に立ちそうだ」”
清々しいほどの裏切り。
元が映画の小説は読みにくいから少し苦手だ。
“「戻ってきたか……」
黒刀の口角が、にぃ、と吊り上がる。立ち上がって跳び、巨石を降りた。
その正面に、ふわりと一護が着地する。
「よう、一護!迎えに行こうと思ったんだが、まさかお前の方から戻ってくるとはな……妹の復讐か?」
軽い口調で黒刀が言う。一護は、静かな瞳で黒刀を見ていた。
「遊子は助かった」
それを聞いて、黒刀が一瞬、目を見開く。
「そうか……そりゃよかったな。だったら、なんで戻ってきた?」
軽く首を傾ける黒刀を見据えて、一護が言った。
「俺は、仲間を助けに来た」”詳細をみるコメント0件をすべて表示
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