NARUTO―ナルト― 迅雷伝 狼の哭く日 (JUMP j BOOKS)
- 集英社 (2012年11月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087032796
作品紹介・あらすじ
復讐が終わり、黒い夢のなか。瞳の奥には在りし日の兄の姿。兄の遺品を頼りに辿り着いた、狼哭の里で弟が見たものとは?「蛇」から「鷹」へ至る空白の物語、小説で解禁。
感想・レビュー・書評
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サスケ視点ではあるがイタチファンとしてグッとするシーンもあった。
サスケとイタチの対比をオリキャラの兄弟と重ね合わせたり、どこかミステリみを感じる構成で良いストーリーだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
サスケの一人称の文体が興味深かった。
町ですれ違う少女を、女の子と表現したり、言葉の選び方にキャラクターの、知らない部分を感じる。 -
この作品は何が良いかっていうと、サスケの一人称小説なんです。
主人公「オレ」なんです。読み始めてすぐこれがツボにはまった。
漫画本編において、サスケがトビからイタチの真実を聞いてから、波打つ岩の上で涙を流し木ノ葉殲滅を宣言するまでの間の物語。
特にそこの間が空白だとは思っていなかったから、そこにエピソードを入れ込むのかとちょっと驚きではありました。
トビから手渡されたイタチの遺品は薬の注文票だった。イタチの病気のことが何かわかるかもしれないと、その注文票を頼りにサスケは中立里・狼哭の里へと向かう。
狼哭の里に住むレイシ・キナ兄弟に自分やイタチを重ね合わせるサスケに切なさを感じました。
朝餉のシーン、にぎりめし、デコピンに何ともいえない感情が起こりましたね。
サスケ視点で、しかも小説だから漫画よりもサスケの心情描写が細かい。
意外とナルトのことを引き合いに考えるからちょっと驚いた。
サスケとキナのやりとりがすごくよかったです。お兄ちゃんのサスケはなんだか新鮮で。ちょっと不器用なところがサスケらしくてイイネ!←
この話が挟まれると、漫画本編にある岩の上でのサスケの涙はちょっと意味が変わってくるんじゃないかなとも思うのですが、なぜ「鷹」と名を改めたのか、ということはこれで繋がりますね。(実はずっと気になっていた…)
リアルタイムでは(コミックス派です)もう穢土転生の部分は終わっているし、トビの思惑の部分も読んでいるからそれと合わせて考えて読むとまた深まりますねぇ…。
良い話だったと思います。『ド根性忍伝』が個人的にイマイチだったので心配しながら読んだのですが、これは想像以上によかった。
サスケファンの私にとってとっても美味しい一冊でした。主人公のナルトサイドにとっては敵になるわけだし複雑だけど、やっぱりサスケはカッコ良かった。 -
イタチを倒してから鷹になるまでの物語。
何で鷹と名乗るようになったのか、本編を見るだけではわからない物語がここにあります。
とカッコいいことを書いているけど、中身は取ってつけたような感が否めず。
まぁ素晴らしい兄弟愛ですけど。