恥知らずのパープルヘイズ ―ジョジョの奇妙な冒険より― (JUMP j BOOKS)

  • 集英社
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感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087033106

作品紹介・あらすじ

大好評を博した「JUMP j BOOKS」の小説化企画VSJOJO第1弾が新書判で登場! 裏切り者フーゴの運命のその後を、上遠野浩平が大胆な筆致で描く! ファン垂涎、トリッシュ編も書き下ろし収録!

感想・レビュー・書評

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  • ジョジョの奇妙な冒険
    ノベライズ版4部作のうちの一冊。
    上遠野浩平さんの
    『恥知らずのパープルヘイズ』
    ジョジョの奇妙な冒険5部のその後。
    主人公はパンナコッタフーゴ。

    ディアボロとの戦いに仲間と共に同じ道を
    進めなかったフーゴ。
    立ち止まり、仲間とは違った道を
    選んでしまった時からフーゴの時の流れは
    止まってしまったよう。

    ブチャラティ、アバッキオ、ナランチャ
    無二の仲間を失ってから、
    フーゴがジョルノジョバーナの夢を叶える為に
    勇気の一歩を踏み出すまで。

    おもしろかった!…けど順番間違えた!
    先に漫画かアニメを見終わってから
    小説を読むべきだった!
    だってそのほうが絶対にもっともっと面白く
    読めたから。
    あーぁ、失敗したなぁ。

    乙一さんのThe Bookのお話が
    ジョジョを知らなくても、
    ずいぶん楽しく読めたので
    漫画10巻までしか読んでないけど、
    いけるよね、と見切り発車した
    自分が悪いぃぃぃ…

    スタンドのシーンが好き。
    文章で表現されて、こんなにも伝わって
    くるんだな映像で見たら更に凄いのかなと
    ワクワクが止まらない。
    自分だったらどんなスタンドが欲しいかなと
    考えるのもたのしっ!

    あと本の中にジミヘンや色々な音楽が
    溢れていてとってもお洒落!
    レイジアゲインストザマシーンなんて
    高校生ぶりに聞いた!

    他2冊のノベライズも気になるところ。
    GWはアマプラでジョジョ祭りだな(^^)

  •  この本の存在は知っていて5部も好きだったんですが手を出す機会がありませんでした。たまたま本屋で見つけて試し読みの7ページ目『これは、一歩を踏み出すことができない者たちの物語である。』という1文を読んで購入してました。
     勇気を出して一歩目を踏み出すとき、自分は思い込みだったり劣等感でその一歩が踏み出せないことが多いです。また、一歩を踏み出せないのを社会や誰かのせいにしたりして、正しいと思いながらそこから目を背けてしまい傷付き、その傷を見て見ぬふりしてしまうこともあります。本作ではそんな一歩を踏み出せなくなる原因のようなものがキャラクターや能力として出てきて印象的でした。結局は周りの価値観や文脈に合わせて自分の気持ちがわかてる正しい道を塞いで漂ってしまうだけ。そこから脱して自分の真に欲っするものに向き合い、そのうえで一歩を踏み出すことが大切なのかもしれないと感じました。読後、ジョジョの自分の思う魅力的なキャラはとくにそういう感じだなと気付き、そりゃ惚れるわと思いました。
     一番のお気に入りは『恋する兵士』というパートです。ここでのやり取りは胸がジーンときました。あとはムーロロとビットリオの戦いは好きです。この作品のなかでムーロロの語る恥の感覚の話がとても印象的で頭に残ってます。

  • 途中で離脱したフーゴが、あの時なにを考えていたのか、どうして今に至るのかのお話。
    これは好みだろうけど、文章が読みやすく、情景を頭の中に描きやすくてサクサク読めた。結構なページ数だったけど3時間チョイで読破。読み終わった後の達成感と充実感が凄い。フーゴの心情と行動を補完してくれることによって、細かく描かれなかった護衛チームとの思い出やフーゴ自身の弱さとそこからの覚醒を「見守れて良かった」という気分になった。

    「恋する兵士」、「トリッシュ、花を手向ける」は涙無しで読めない。一度目に読んで泣き、思い出して泣き、二度目読んでもやっぱり泣く……。
    特に「トリッシュ〜」の方は、原作中で芽生えていたトリッシュからブチャラティの想いをきれいに昇華させてくれた感じ。ブチャラティの母親との会話のシーンで、「迷うことなく即座に"そんなことを心配する親子はいない"と言ってくれました」の言葉で母親も救われただろうし、離れていても大切に思ってたんだなというブチャラティの人柄も更に深みが増した気がした。

    記憶を消してもう一回読みたい作品。
    後生大事にしたい。

  • フーゴの物語なのに、ミスタ推しなので最初の登場でおぉ!ってなった。ナランチャへの思い、なるほどな。最後はちょっと泣けました。ジョジョのノベライズはどれもおもしろいし、ジョジョ愛とリスペクトをいっぱい感じます。そのうちまた5部見よう!

  • 荒木飛呂彦先生のあのイっちゃってる感じのセリフを活字に起こすとこうなるんだな…すごいな…

  • 5部のアニメを観終わって感じた、ジョルノの未来を応援する気持ちと、あまりにたくさんのものを失ってしまったという喪失感。
    でもこの本を読んで、アバッキオ、ナランチャ、ブチャラティの想いはこれからも消えずにジョルノ、ミスタ、そしてフーゴが受け継いでいってくれるんだなと自分の中で5部黄金の風の一つ区切りのついた作品になりました。
    色々と疑問に思ってたことが文字化されていて救われました…。あの6人が行動を共にしたのってたった数日なんだけど、間違いなく信頼し合ってたんだなあって。想像以上に強いもので結ばれてたんだなあって。

    こういう話があっても良いなあと思いました。

  • 5部を見終えた人が見るのがオススメです。
    意外なキャラクター同士のつながりなどを知ることが出来て面白かったです。

    • さくらさん
      トニオとマッシモの繋がり私もびっくりしました!!スコリッピとメローネ兄弟なんですか!!初めて知りました!!
      トニオとマッシモの繋がり私もびっくりしました!!スコリッピとメローネ兄弟なんですか!!初めて知りました!!
      2023/01/28
  • 5部が好きで読んでみら、面白かった。絵無しで、且つカタカナの名前だからキャラを覚えるのに苦労した。シーラEって名前の響きが好き。

  • 船に乗らないという選択をしたフーゴの行き先や思いが知れて、本当に良かった。
    ナランチャが「トリッシュは俺だ」と言った真意、自分も疑問であったので、フーゴが同じように疑問に感じて突き詰めていたのをすごく興味深く読んだ。
    この恥知らずのパープルヘイズを読んで、私の中の5部がやっと完結したなあというような気持ち。
    上遠野浩平先生のこのスピンオフを拝読できて感謝しかないです。

  • 聖地巡礼でタオルミーナを訪問。
    ギリシャ劇場は本当に気持ちの良い場所でした。

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著者プロフィール

第4回電撃ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞。『ブギーポップは笑わない』ほかシリーズ著作多数。

「2019年 『ブギーポップ・オールマイティ ディジーがリジーを想うとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

上遠野浩平の作品

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