子育ての迷い解決法 10の知恵 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087200102

感想・レビュー・書評

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  • 2008年10月08日 20:52

    単なる育児書ではなく、親のための哲学書ともいえるんじゃないかなぁと思いながら読んだ 
    すごく励まされた 

    冒頭の文章から魅かれた 
    「育児に迷いはつきものだ。」 
    そして迷うのは自然できわめて人間的であるから迷いが多いからといって決して「親失格」と落ち込むことはないと言ってくれている 

    また、「理想の育児」「理想の親」などというものは存在しないし、実現することは無駄であり、 
    親が人間らしさ、個性、嫌な面を出してこそ、子どもは安心して育つのだという文章にもほっとした 

    仕事や趣味に打ち込むことで、自分が好きなことをやっているぶん子どもに優しく寛大になれるし、子どもも放っておかれることでのびのび出来る、多少の寂しさは感じざるをえないとしても、うるさく干渉されるよりも耐えやすいに違いない、という下りが、すとんと胸に落ちた 

    仕事を続けていくことの意味を必要以上に深刻に考えすぎていたかもしれない自分に、もっと気を抜いて育児をして良いんだと教えてくれた

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著者プロフィール

1929年。千葉県生まれ。旧姓岡山医科大学卒。東京・原宿で小児科医院を開業するかたわら、子育てに関する著述、講演を展開。子育て誌「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」編集代表。著作に「育育児典」(岩波書店)「新版 赤ちゃんのいる暮らし」ほか多数。

「2008年 『孫をめぐるおとなの作法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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