飢饉 ―飢えと食の日本史 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087200423

作品紹介・あらすじ

日本の食料自給率は、年々低下を続け、カロリーベースでは40パーセント、穀物自給率では二七パーセントになってしまった(1998年度)。それでも「飽食の時代」を謳歌できるのは、外国からの大量の食料輸入に頼っているからである。「瑞穂」の国といわれた日本は、天候不順や蝗害などでたびたび「飢饉」に襲われてきた歴史がある。絶対的な飢えに直面した時、人々はどんな行動をとるのだろうか。そして「飢饉」はどんな社会経済構造の下で起きるのだろうか。本書は飽食の時代に警鐘を鳴らす「飢えと食の日本史」である。

感想・レビュー・書評

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  • 【要約】


    【ノート】
    ・「人はなぜ逃げおくれるのか」のカバーの「関連本」で

  • 非常に飢饉に関して事細かに書かれている
    非常に貴重な書
    昔の飢饉がいかに悲劇を生んでいたか…
    そう言う事が仔細に書かれています。

    唯一の難点は
    肝心の対策方法と言うのが
    論じられていないということ。
    何か言ってくれると思ったら…

    しかしながらこの悲惨さは
    絶対に忘れてはいけないものだし
    人事ではないということは、
    確かに…と思いました。

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著者プロフィール

宮城学院女子大学名誉教授。
1950年青森県生まれ。1980年立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、一関市博物館館長、東北芸術工科大学客員教授。著書『アイヌと松前の政治文化論―境界と民族―』(校倉書房、2013年)、『義経伝説の近世的展開―その批判的検討―』(サッポロ堂書店、2016年)、『近世北日本の生活世界―北に向かう人々―』(清文堂出版、2016年)、『非常非命の歴史学―東北大飢饉再考―』(校倉書房、2017年)、『道南・北東北の生活世界―菅江真澄を「案内」として―』(清文堂出版、2020年)など。編著『地方史・民衆史の継承―林史学から受け継ぐ―』(芙蓉書房出版、2013年)など。

「2022年 『戊辰戦争と東北・道南』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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