中国の花物語 (集英社新書)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087201413

作品紹介・あらすじ

梅、バラ、菊、桃…。私たちの身近にある花は、中国でも広く親しまれているものが多い。それは江戸時代を頂点として、日本人が中国大陸の珍しい草木を集めてきた歴史がもたらした結果でもある。ではそれらの花は中国ではどのように暮しの中に根付き、愛されてきたのか。中国の民俗と文学に通ずる著者が、古今の伝説、民話、漢詩などに見られる花のエピソードをちりばめて描く、四六の色鮮やかな物語。おなじみの花の意外な素顔が見えてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 2017/11/18 15:46:26

  • 新書文庫

  • 中国と日本での呼称の違いや、どの地域にみられるか、どのように愛されてきたかなどが語られています。先にレビューした「中国愛の花ことば」は伝承やこめられた意味などが中心になっていますが、こちらはすごく現実的というか具体性中心の内容です。

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著者プロフィール

1934年千葉県生まれ。東京都立大学人文学部文学科(中国文学専攻)卒。出版社勤務ののち、神戸大学文学部教員、雑誌『中国』編集部、平凡社版『南方熊楠全集』校訂者ののち、1974~97年、都立大教員。南方熊楠邸の資料整理に協力。2004年南方熊楠特別賞受賞。
著書に『南方熊楠 森羅万象を見つめた少年』(岩波ジュニア新書、1996年)、『中国の花物語』(集英社新書、2002年)、『南方熊楠 梟のごとく黙坐し居る』(ミネルヴァ日本評伝選、2006年)、『南方熊楠の説話学』(勉誠出版、2013年)、訳書に『中国民話集』(岩波文庫、1993年)などがある。

「2019年 『中国民話と日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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