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- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087202625
作品紹介・あらすじ
推古以来、飛鳥朝から奈良朝にかけて、六人の女帝たちが誕生した。これほど多くの女帝たちが集中して登場した時代は、世界史的にみても例がない。女帝が役割を終えるのは、平安初期に皇太子制度が整備されたことによるが、女帝はどうしてわが国に、それも古代に集中して登場したのか。皇位継承の中で果たした女帝の役割は、何だったのか。元明天皇即位の詔に出てくる「不改常典」という言葉に隠された、真の意味とは?本書は、女性天皇という存在に光を当てることで、古代の王権の知られざる相貌を浮き彫りにする。皇位継承のルールを解き明かした、新たな古代日本史。
感想・レビュー・書評
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古代女性天皇がどうして生まれたのか、その背景と彼女たちの生き方を史実に基づいて探る。著者の論によると、女性天皇は男系社会の中で影響力がないことを期待されて即位したとのこと。いわば、つなぎに近い。その束縛の中で、懸命に己の役割を果たした元明や元正、孝謙天皇らはけなげに見えてきた。
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