- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087204513
感想・レビュー・書評
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長い長い夫婦生活を送る為に、橋田先生なりの夫婦論を説いています。
何年も夫婦生活を経てきたカップルが、共感できる内容だと思います。
参考にさせていただきます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とても共感できることが多かった。著者のドラマは好みではないが、夫婦のあり方、人間の捉え方はとても参考になる。
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作品にはどれくらい思想を反映させてるのかな。
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響いた言葉を集めていた。「夫婦仲をよりよくするのは、女がいつも笑顔でいること」「いくら外で働いていても、家事や子育ては女の大事な仕事の一つ」「女は、きちんとした返事がほしい生き物なのに、男は言葉を投げっぱなしにして、受けてくれさえすれば、それで満足できる。それは男の習性というか、生理的なもの。だから、夫婦仲良くしていくには、男の言葉を、女はその身いっぱい、キャッチしてやるしかない」「多少の暴言ぐらいなら、それで気がすむのであれば、まあいいかと大目に見てあげよう。男があれこれぶつくさいうのは健全な証拠。女よ、もっと余裕を持ちなさい」
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とても面白かった。さすが大ヒットホームドラマを描いてる人だなーと。昭和と平成をしっかり見てる人だと思った。大事な何かを忘れてそうな気がしたら読み返そうと思う本。
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橋田壽賀子著「夫婦の格式」集英社新書(2008)
*冷静になれないで感情に走ってしまうのは、自分を持っていないから。自分がないから、攻撃ばかりをするようになるのです。自分を持っていれば、ストライクゾーンも広くなります。相手を受け入れやすくなるからやさしくなれるのです。それを相手に要求ばかりをつきつけているから、投げてくるボールがみんな気に入らなくなる。相手の心が見えなくなってしまうのです。
*あの人がやらないのに、あんんでわたしがではなく、あの人がやらないのならわたしが、というように頭を切り替えれば、自分を生かすいろんな機会も生まれます。自分には才能があるとうぬぼれるのではなく、どうすればその才能を認めてもらえるのかを考えること。才能というのは人に認めもらってこそのものなのです。
*夫婦の間にもお互いに守るべききちんとした決まり事があるものです。社会というものに裏打ちされた格式という物があったはずです。格というのは決まり、式というのはものごとの進め方、やり方や形のことです。
*むやみやたらに相手を詮索しないこと。相手のエリア、守備範囲をおかさないこと。それを怠るから些細なことでも衝突してしまうのです。 -
[ 内容 ]
二人で幸せに生きるためのヒント
「渡る世間は鬼ばかり」の作者が綴る、より幸せに生きるための男女論。
仕事人としても一人の妻としても徹底して生きてきた著者が、「男は立てて活かすもの」と、混迷する現代の家庭に一石を投じる。
[ 目次 ]
夫婦は喧嘩で一つになれる
男にも一分あり
鬼も心次第で福となる
女が変われば男も変わる
知らぬは男ばかりなり
子育てのあとは夫育て
内助の功は女の誉れ
それでも男子厨房に入らず
男の愚痴には理由がある
夫婦に格式あり
度量も女の器量の一つ
そしらず言葉にこやかに
関白亭主は女房思い
子は鎹にあらず
女騙すも男の甲斐性
女に三従の道あり
夫婦は破れ鍋に綴じ蓋
舅姑に仕えて高ぶらず
篤く亭主を尊べ
先に逝かない
始末の付け方
一人だけど一人じゃない
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