リーダーは半歩前を歩け ――金大中というヒント (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087205091

感想・レビュー・書評

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  • 現代における理想のリーダー像を、韓国の金大中元大統領をヒントに、対談などを交えて描かれている本。

    書かれていることに同意する部分は、非常に多くためにはなりました。
    しかし、金大中元大統領を中心とした韓国の話になると、実感がなく理解しにくい点がありました。

    本に書かれているように、歴史を完璧に理解していない我々には少し理解しにくい本でした。

  • 姜さん素敵なので読んでみました。
    金大中という人は本当にすごい人なんだろうと思います。
    亡くなってしまったのが非常に残念ですが,こういう立派な人がもっと現れてほしいです。

  • 狭くなっていた視野を広げるのによい一冊でした。
    歴史の流れ、国家のあり様、マクロの視点を持たねば…と思いました。

  • 自分の中で理想のリーダー像を整理できた。

    色々なリーダーシップがあることを信じたい。
    短いしおすすめ。

  • 民衆がついてこれないほど2歩3歩先を行く革命化でもなく、横並びで成長もせず愚鈍な指導者でもなく、しっかりと手をつないで民衆を未来へと導くリーダーたれ。

  • <印象に残った点>
    ・決断するときは3度考える。
    ・リーダーは半歩前を歩け。人々より何歩も進んでしまうと、人は着いて来れない。人々と同じ歩みにしてしまうと、人々を導くことはできない。したがって、半歩前を歩く。

  • コミュニケーション力をみにつける
    等がリーダー、教師としては、生徒を導くという意味で有効ではないかと思う。
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  • リーダーは十歩も先を行ったら誰も着いてこない、半歩でいいというのは、なるほどと思った。著者が示すリーダーの7つの条件に、自分は一つも合ってないことにガッカリ。

  • [ 内容 ]
    政治も経済も未曾有の混迷期にある現在、私たちは「リーダーシップ」という古くて新しい問題を、問い直す必要がある。
    安全保障の激変期における政治家とは?
    金融崩壊後の市場で持続可能な成長を実現し得る経営者とは?
    明確なビジョンを示す上司とは?
    本書は、古今東西の政治家や歴代の日本の首相に言及しつつ、悩める時代を突き抜ける「7つのリーダー・パワー」を提言する。
    韓国元大統領にしてノーベル平和賞を受賞した金大中氏との対談も収録。
    指導者不在が叫ばれる日本社会で、現代を代表する政治学者が思い描く、理想のリーダー像とは。

    [ 目次 ]
    第1章 カギは「半歩前」だ-そろそろ、ニュー・モデル(リーダーは「カリスマ」ではない、「司令官」でもない。 科学論が通用しない世界。でも、新しい潮流が見えている。 ほか)
    第2章 あなたも「リーダー」になれる?-リーダーシップ/ビジネス篇(多少、肉食系がいい 姜尚中流「七つのリーダー・パワー」)
    第3章 「見てるだけ」ではダメです-リーダーシップ/政治篇(何だったのか、「小泉劇場」 土壌を作ろう、参加しよう)
    第4章 対談 幸いなる邂逅-アジアのリーダー、金大中氏に聞く(アジアのリーダーシップの、真の継承者。 いくたびか「死線」を越えてきた。だから、私は国民を信頼する。 ほか)
    終章 歴史と勝負する-「責任力」もしくは「信じる力」(リーダーシップについて私が言いたい、二、三の事柄。 ペリー・メイスン的な「言葉の錬金術」。 ほか)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 2010年度2冊目。

    リーダーシップにはいろんな種類があると思う。
    ◎ピラミッドの頂点型
    ◎テーブルの真ん中型
    ◎底上げ型
    大事なのは、状況に合ったリーダーシップを発揮できる能力だと思う。

    「半歩前を歩く」とは、フォロワーの手を握りながらペースを合わせて少し先を進むこと。
    フォロワーのペースが分かるということは、状況を把握することに等しいから、
    すなわち状況に合ったリーダーシップの発揮に繋がってくるのかも。

    読みやすい本でした!

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著者プロフィール

1950年熊本県生まれ。東京大学名誉教授。専攻は政治学、政治思想史。主な著書に『マックス・ウェーバーと近代』『オリエンタリズムの彼方へ―近代文化批判』(以上岩波現代文庫)『ナショナリズム』(岩波書店)『東北アジア共同の家をめざして』(平凡社)『増補版 日朝関係の克服』『姜尚中の政治学入門』『漱石のことば』(以上集英社新書)『在日』(集英社文庫)『愛国の作法』(朝日新書)など。

「2017年 『Doing History』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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