「国連式」世界で戦う仕事術 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087210910

作品紹介・あらすじ

国連パワーエリートの仕事と生き方の流儀

・人の役に立つために、まずは自分を知る
・与えられた仕事を超える
・最初の100日で成果を出す
・上司を管理する
・組織内の紛争からアイディアは生まれる
・権力の行使を恐れない etc.

〇内容紹介
欧州と中東の国連機関を渡り歩き、世界の難民保護に深く関わってきた著者は、シビアな競争社会でもあった二八年間のキャリアを通じ、
自己の価値を高め、ポジションを上げながら、世界の公益に貢献するプロジェクトを実現させてきた。
曰く、きわめて政治的な組織でもあった国連を生き抜く支えとなったのは、「世界で困っている人の役に立ちたい」という信念だった。
本書は、世界に伍して"戦った"著者の仕事術と生き方論である。
グローバル社会を生きるために必要な力、知恵とは何か。次代の日本人に有用な技術や視点を提供する。

〇目次
はじめに
第1章 私はこうして国連職員になった
第2章 国連はグローバル化の先取り組織
第3章 難民問題と国連──いま世界で起きていること
第4章 私が見た世界の人々
第5章 国連という視点から見た日本と日本人
第6章 個人としての国際競争力をつける9か条
付録 外務省JPO試験とは
おわりに

〇著者 滝澤三郎(たきざわ さぶろう)
1948年長野県生まれ。東洋英和女学院大学大学院客員教授。国連UNHCR協会特別顧問。
カリフォルニア大学バークレー経営大学院修了(MBA、USCPA取得)後、81年国連ジュネーブ本部に採用。
UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)、UNIDO(国連工業開発機関)を経て、最終キャリアはUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)駐日代表。
専門は移民・難民政策。編著書に『世界の難民をたすける30の方法』、共編著書に『難民を知るための基礎知識』など

感想・レビュー・書評

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  • 国連を身近に感じることができた。
    ・上司を管理する方法
    ・ユーモアを身につける方法
    ・英語を身につける方法
    を模索したい。
    日々勉強して、成長しようと思った。健康面も気をつけたい。

  • ワクワクした。

  • 〇目次
    はじめに
    第1章 私はこうして国連職員になった
    第2章 国連はグローバル化の先取り組織
    第3章 難民問題と国連──いま世界で起きていること
    第4章 私が見た世界の人々
    第5章 国連という視点から見た日本と日本人
    第6章 個人としての国際競争力をつける9か条
    付録 外務省JPO試験とは
    おわりに

  • 東2法経図・6F開架:329.33A/Ta73k//K

  • 国際機関で働いてきた著者がグローバル化する企業でのサバイバル方法を教えてくれます。
    途中では著者の経験を交えて難民問題についても言及しています。
    サバイバル方法についてはコミュニケーションの章が面白いです。
    特に上司とのコミュニケーションノウハウは日本型組織でもすぐに応用できるスキル・心構えだと思います。
    著者が言うように国際機関で働きたいと思う人だけでなく、日本型組織で働く人すべての人にオススメです。

  • 2年ほど別会社に出向し、考え方や価値観の違いにびっくりし続けたわけだが、じゃあ世界と比べたときどうなんだろうという興味本位でこの本を購入した。2年の出向だけでもカルチャーショックだったうえに、自分のこれまでのやり方が、会社内でしか通用しないものだった、という衝撃もあったのだが。

    現場でいかに汗をかくか、そこで苦労するかということが重要視され、自分の意見をきちんと可視化することの大切さが、具体例とともに書かれている。あうんの呼吸が大切にされるわが国の会社では、むしろはっきり言い過ぎると優秀ではなくなるのだが、世界では様々な国から、様々な文化を持った人たちが集まってくるのだから、あうんなんてありえない。察してもらえないというのは素晴らしいと思った。

    自分のやりたいことと会社の方針が合わなかったとしても、ふてくされるだけでは能がない。上司が求めていること、会社が求めていることとすり合わせながら、やり通す、そんなことも改めて気づかされた。

    やはり世界は厳しい。でもその世界の方がやりがいがあるように見えてしまったのは、ないものねだりの隣の芝生…というやつなのかな。反省。

  • First of all, this book reminded me of the importance of the international communication to facilitate the effective operations of assignments and the better presentation of one’s own achievements and capabilities in the organizations, Among the key remarks that the author pointed out to achieve them, managing one’s own bosses gave a new insight to me. Also, it was surprising that there are a lot of literature that argue about that key behavior of subordinates in the US. I should buy and learn how to realise it.

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著者プロフィール

東京都立大学大学院社会科学研究科・カリフォルニア大学バークレー経営大学院修了(法学修士・MBA)。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)等を経て、現在、東洋英和女学院大学名誉教授。専門は、難民問題、日本の難民政策。主な著書・論文に、Japan’s Immigration Policy 2015-2020:Implications for Human Security of Immigrant Workers and Refugees(Journal of Human Security Studies, Vol.10)、『変わりゆく日本の難民政策――補完的保護の議論の背景を探る』(多文化共生研究年報、2023年)、『国連式――世界で戦う仕事術』(集英社新書、2019年)、『世界の難民をたすける30の方法』(編著、合同出版、2018年)、『難民を知るための基礎知識』(編著、明石書店、2017年)など。

「2023年 『難民 行き詰まる国際難民制度を超えて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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