職業としてのシネマ (集英社新書)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087211665

作品紹介・あらすじ

80年代以降、『テレーズ』『ギャルソン!』『ガーターベルトの夜』『サム・サフィ』『TOPLESS』『ミルクのお値段』『パリ猫ディノの夜』等の配給作品のヒットでミニシアター・ブームをつくりあげた立役者の一人である著者が、長きにわたって関わった配給、バイヤー、宣伝等の現場における豊富なエピソードを交え、仕事の難しさや面白さ、やりがいを伝える一冊。
業界で働きたい人のための「映画業界入門書」である一方、ミニシアター・ブーム時代の舞台裏が余すところなく明かされており、映画愛好家にはたまらない必読書である。

◆目次◆
第1章 知られざる「配給」という仕事
第2章 配給プロデューサーは「バイヤー」でもある。
第3章 配給に「宣伝」はなぜ必要か――1+1=2が不正解な仕事
第4章 「監督」は王様である
第5章 王様に逆らう「女優」と 媚びない「俳優」
第6章 パンデミック時代を迎えた「映画館」

◆著者略歴◆
髙野てるみ(たかの・てるみ)
映画プロデューサー、シネマ・エッセイスト。東京都出身。株式会社ティー・ピー・オー、株式会社巴里映画代表取締役。
1987年に洋画配給会社を設立し『テレーズ』『ギャルソン!』『サム・サフィ』『ミルクのお値段』『パリ猫ディノの夜』などフランス映画を中心に配給・製作を手がける。
編共著に『映画配給プロデューサーになる!』(メタローグ)、著書に『ブリジット・バルトー 女を極める60の言葉』(PHP文庫)、『仕事と人生がもっと輝くココ・シャネルの言葉』(イースト・プレス)など多数。

感想・レビュー・書評

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  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50241486

  • 海外の映画を買い付ける配給プロデューサーの女性が自身の仕事について語った本。著者はライターの仕事もしていて、雑誌編集部とのパイプがある。ミニシアターで公開されるような芸術的映画を流行らせるために、このパイプを使って、いろいろ仕掛けていき、成功させていく。
    今は雑誌の影響力はかつてとは比べ物にならないし、ミニシアターは次々に閉館している。
    ミニシアターブームが存在していた頃の貴重な記録である。

  • フランス映画配給会社の社長の自伝。

    フランス映画には詳しくない自分でも、その大変さと醍醐味が多少なりとも理解できた。

  • 好きに作っているね。映画は好きに作ればいいんですよ。好きに作れなくちゃ映画じゃないからね。

    映画を映画館で観る尊さを再確認した。

  • 「作品」つながり

  • 未知の職業としての映画プロデューサーの1つの像。

  • カッコいいいい。

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著者プロフィール

映画プロデューサー、「巴里映画」代表取締役。美大卒業後、新聞記者を経て『anan』など女性誌のライター、編集者となる。85年に雑誌・広告企画制作会社「ティー・ピー・オー」を設立、代表取締役となる。出版プロデューサーとしても活躍。87年に、映画配給・製作会社『巴里映画』を設立。フランス映画を中心に、配給・製作を手がける。同時に、映画業界への入門レクチャーとしての映画専門講座も開催。大学講師も務める。

「2019年 『仕事と人生がもっと輝くココ・シャネルの言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

髙野てるみの作品

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