「愛されたい」を拒絶される子どもたち 虐待ケアへの挑戦 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087440133

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  • 読んでいて、本当に辛かった。こんなことが現実に起きているのか…この子どもたちは何のために生まれてきたのか……
    親から愛情を受けられず、人との関わり方を知らずに育ってしまった子どもたち、自分の時間を削ってその子どもたちに応えようとする保育士たち。
    虐待された子どもが行政に保護されて養護施設に預けられると、そこで一件落着な気でいたけど、そこからの生活、育て直しが本当に大変で大切なのだと感じた。
    望まない妊娠から望まれない子どもが生まれる…
    子どもを愛せない、愛したくても余裕がない…そういう親たちのために、そういう親の元に生まれた子どもたちのために、赤ちゃんポストのようなシステムは全国的にもっと必要ではないかと思った。
    自分には何もすることができないけど、自分の子どもたちをぎゅっと抱きしめて育てていこうと思った。

  • ふむ

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著者プロフィール

作家・ジャーナリスト。
主な著書に、『凍りついた瞳2020』(編著、集英社、2019)、『がれきの中の天使たち』(集英社、2012)、『愛されたいを拒絶される子どもたち』(集英社、2007)、『新凍りついた瞳』(集英社、2003)、『親になるほど難しいことはない』(集英社文庫、2000;講談社、1993)、『虐待で傷ついたこころのための本』(大和書房、1998)、『ちいさなわたしをだきしめて』(集英社、1998)、『家族「外」家族』(集英社、1997)、また、著書を原作とした漫画化作品に『愛ときずな』(絵:ごとう和、秋田書店、2010)、『凍りついた瞳』(絵:ささやななえ、集英社、1995)など多数。

「2019年 『イギリスの子ども虐待防止とセーフガーディング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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