ぼくは始祖鳥になりたい (集英社文庫)

著者 : 宮内勝典

• 集英社 (2023年1月20日発売)

作品紹介・あらすじ

超能力少年だったジローはNYに招かれ、新大陸で彼の冒険が始まる。壮大なスケールで根源的な問いを発し続ける、文学表現の極致。

感想・レビュー・書評

[ぱらりさんの感想 · 2023年8月27日]

『二千億の果実』でハマりました。
3部作といわれる『ぼくは始祖鳥になりたい』『金色の虎』『永遠の道は曲がりくねる』まずは1冊目

作品に通底する、野太くて熱いうねりに巻き込まれるような読書体験でした。

著者プロフィール

1944年ハルピン生まれ。鹿児島県立甲南高校校卒業後、アメリカへ渡る。ニューヨークで通算13年暮らし、世界60数カ国を歩いた。
早稲田大学客員教授、大阪芸術大学教授などを歴任。
著書『南風』（文藝賞）、『金色の象』（野間文芸新人賞）、『焼身』（読売文学賞　芸術選奨文部科学大臣賞）、『魔王の愛』（伊藤整文学賞）。ほかに『グリニッジの光りを離れて』、『ぼくは始祖鳥になりたい』『金色の虎』、『永遠の道は曲りくねる』など多数。

「2019年 『南風』 で使われていた紹介文から引用しています。」