アナログ (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087445060

感想・レビュー・書評

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  • ビートたけしの本、現代でそんな人いるかなーと少し世界観に入り込めず。2人が一緒になったが果たしてそれは良かったのか?と、感動できず。

  • 週一に会えるかどうかのドキドキを味わうことができるのって、現代ではない感覚だなぁ

  • 書店でビートたけしさんの名前を見つけて
    気になって手に取って
    しばらく読まずに温めてた1冊。
    (↑いわゆる積読です)

    今回
    この本を原作とした映画が公開されるので
    急いで読み始めました。

    現代ではすぐに連絡が取れるのが
    当たり前のようになってるけど
    連絡も約束も何もせずに
    毎週同じ曜日、同じ時間帯、同じ場所で
    偶然会えるのを信じて行くのが
    少し前まではそれが当たり前だったと思うと
    電子機器の発達って凄いと思いました。

    そして
    半分過ぎても2人が恋人にならないから
    まだかまだかと焦る気持ちもあったけど
    関係性が変わる前までストーリーが最高!!

    最後に明かされる秘密を知って
    気がついたら涙が溢れてました。

    アナログな方法での人付き合いも悪くないかも!
    って読みながら思いました。

  • 週一の好きな人に会えるどきどきわくわく感を味わいながら読むことが出来た。
    また、友人ふたりがすごく良い人で、楽しい時も辛い時も寄り添っているところが最高だなと感じた。

    個人的には、最後の終わり方がアナログ→デジタルに移行していて、時代や環境の変化なのかな?と少し疑問に思った。

  • 簡単に連絡先を交換できる現代。
    毎週木曜日にここで。
    という約束だけで、募らせる想い。
    会いたい気持ちがあれば会える。
    ビートたけしさんの初めての恋愛小説。

    脳内はもう、二宮くんとハルさんでした。
    連絡が簡単に取れなかった時代は
    もどかしさを感じなかったような気がする。
    取れるのに取れないっていうのが
    想いを増長させるよね。

    友人たちの下品さは
    ビートたけしさんっぽいノリだなと思ったけど
    映画ではこの辺も美しくなってるのかしら。

    怖い人たちは一切出てこず、
    インテリアデザイナーっていうのも
    あいまって
    全体的におしゃれな本でした。

    たけしさん、多彩だなぁ。

  • 最近、ミステリーを多く読んでいたので、
    たまには優しいラブストーリー読みたいかも、
    と思っていたら、テレビで宣伝を見まして。

    ニノと波瑠。
    ふたりを想像しながら読み進めました。

    二人が会えるのは、毎週木曜日の喫茶店。
    連絡先を知らない二人には、その約束事だけ。

    どう惹かれていくのか。
    気持ちの変遷というか。
    その辺よりも悟の仕事の場面の方が、
    大きく描かれている印象です。
    映像であれば、言葉がなくても、
    波瑠が演じるみゆきの魅力が伝わるのかも。

    ラストは…好みが分かれそうです。
    個人的には、
    悟と友人たちの会話と、
    ほろっとくる優しい友情の方が印象的でした。

  • 久しぶりに泣けた。
    前半は、ずっとビートたけしのようなノリの友人たちの会話にやり過ぎでしょうと思ったけれど、その友人たちのおかげで物語が展開していく様が心地よかった。
    主人公とヒロインの純粋とも言える恋模様に衝撃のラスト。そうなのかもと二つのラストを想像してたけど、ハッピーエンドの方でよかった。
    ぜひ、映画も見てみたい。

  • 「本に勝る映画無し」がモットーの私は、今劇場公開されているビートたけし原作の本作を本で読み読了しました。
    主人公悟を中心に、ある日、偶然喫茶店で知り合った謎の女性にひとめ惚れして、交流を始めるも、彼女が携帯などの連絡手段を一切持ち合わせていなく、1週間に1回、同じ時間に会うという不確実な付き合い方をし、ある時、悟がプロポーズを決意したのだが、その後、彼女が現れなくなり、それからどうなった?という展開でした。
    物語も昭和の恋愛チックで昔懐かしさもあり惹きこまれたのと、悟の悪友2人の掛け合いが、まさにビートたけしらしい作風で良いエッセンスになってました!
    非常に良い作品であると思います!

  • 映画の宣伝からこの小説の存在を知った。映画を見たいと思い、その前に読んでみることにした。
    ビートたけしらしいユーモアのある友人との会話、一方で、ビートたけしらしからぬ温かみのある人とのつながりや時間の流れを共に感じられる作品だった。
    スマホがあるのがあたり前で、なければ生活も仕事もままならない世の中で、原点に帰って本当に大切なものは何なのか考えさせられた。
    映画も楽しみだ。

  • 大好きな作品です!
    お下品な表現もあるけど、たけし節が炸裂しててそれはそれで良いかと笑
    会えない理由が分かっていくのと、その後で号泣。

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著者プロフィール

1947年東京都足立区生まれ。浅草フランス座で芸人としてデビュー後、1972年に漫才コンビ「ツービート」を結成、人間の「建前と本音」「理想と現実」との落差を舌鋒鋭く突きまくる芸風で漫才ブームの牽引役となる。テレビに進出後、『オレたちひょうきん族』『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』などの人気番組を次々と手掛ける。映画監督としても『その男、凶暴につき』『ソナチネ』『HANA-BI』などの話題作を多数世に送り出す。2016年にレジオン・ドヌール勲章、2018年には旭日小綬章を受章。近年は小説執筆にも力を入れている。著書に『弔辞』(講談社)、『不良』(集英社)、『浅草迄』(河出書房新社)など。

「2022年 『浅草キッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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