複合捜査 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087452570

感想・レビュー・書評

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  • 今作の主人公・若林祐警部。家庭より仕事優先、部下を信用しない彼も、ラストには少し変わったように感じる展開が嬉しかった。

  • なんとも

  • 元警察官が元上司への復讐を目的に連続犯罪を実行する。
    部下を信頼せず、組織のルールからは逸脱し、手柄の独占に拘りながら、犯罪を憎み、事件解決への執念と捜査能力は人一倍である若林警部のことを、堂場氏は否定しているのか肯定しているのかどちらだろう。
    後半の展開を読む限り、良いところは残しつつ欠点を改善させたかったのかな。

  •  

  • 『検証捜査』の兄弟編。
    さいたま市で夜間の治安対応に試験的に召集された夜間緊急警備班。
    班長は部下のせいで出世街道を外れてしまった若林警部。
    副官は『検証捜査』にも登場した桜内。
    他は若い刑事ばかりで、若林の傲慢なやり方に不満が続出する。
    若林と若い刑事の間に挟まり奮闘する桜内。
    しかも、事件が立て続けに起こり、捜査は難航。
    連続して起こる事件には不審な点も多い。何かがある…
    途中からなんとなく犯人が見えてはくるが、話はなかなか真相に辿り着かず…ちょっとイライラ。

    2017.2.26

  • 「検証捜査」を読んでいたときも思ったのだけれど、前フリの長さが気になる。
    ぎゅっとしたらもう少しページが少なくなるんじゃないのかと思ってしまう。

  • 読む順番を間違えたみたい。
    なかなか、鳴沢了に勝てる主人公はでてこないなぁ。

  • 性格悪い、うざい上司という、警察小説では珍しい主人公。展開の上手さは、流石だけど、犯人と主人公の関係の記述が少なくて、ちょっとモヤモヤが残るなあ。

  • なんか最後まで主人公に感情移入出来そうで出来なかった。もうちょっと部下とか信じてくれると感情移入しやすいよな。しかも妻子まで適当にあしらってるから、主人公としての魅力が低すぎるんだよね。展開はなかなか面白かったよ。

  • 埼玉が舞台 土地勘があるのでなんとなく場所が分かるので変にリアルでこんなことあったら怖いなーと(特にマラソン大会のくだりとか)
    主人公の刑事さんは嫌な奴かと思いきや不器用なだけでそんなに悪い人じゃなくて熱血でもピントがずれている人だった
    家族も仕事も上手くいくといいですねと思った読後感

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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