相棒に手を出すな (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 70
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087453690

作品紹介・あらすじ

数々の偽名を持つ男と、自称経営コンサルタントの四面堂遥。二人が罠にかける相手は警察官!? 男女の世間師コンビがあの手この手で金を巻き上げる。人気コン・ゲーム小説、シリーズ第2弾!(解説/吉田伸子)

感想・レビュー・書評

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  • 読了⭐
    (どうも読み終わっているらしいのだが、ちっとも思い出せない(汗))!

  • エロビデオを売ったり、オフィスペーパーを少し安く売ったりして儲けたり、時には詐欺まがいなこともする世間師。胡散臭いやつだけど憎めない。いろいろやるんだけど、相棒のジリアンにいいように使われたり、情にほだされたりしながらも、怒ったりしない人の好さがある奴だ。気楽に読める4編。表紙のサングラスは似合わないなあ。いかにもって感じでね。

  • 7/20/2020

    途中でアナログからデジタルの時代へ変わっていく時に書かれたようで、その様子がうまーく物語の中に組み込まれている。ちょっと期待はしたけど、ジリアンとは結局何一つなかったのも、読み終わってみればそれで良かった。関係できたら、話の流れも変わっちゃいそうだしね。

  • 相棒シリーズ第二弾
    前作同様、主人公とひと癖ある女のコンビで様々な仕掛けで人を騙すストーリ展開です。
    今回は癖ある女はあまり活躍せず、今度は、おばあさんが出て来て、話を盛り上げます。
    本作では6本の連作短編小説です

    「心変わり」
    愛人が自分から離れていくのが耐えられない社長からの依頼で、愛人の男を探し出し、金で解決して別れさせようとします。
    相手の男を突き止めて、直談判というところで、トラブルが!
    実のところは?っていうストーリ展開です。
    楽しめます。

    「昔なじみ」
    たまたま出会った二人の幼馴染。
    前作でかかわってしまった暴力団の偽札3万ドルをロンダリングするため二人の幼馴染をつかって画策します。
    誰が誰をだましているのか?
    味方と思っていたのが実は悪役だったりして、面白かったです。

    「ツルの一声」
    70を超えた古物商のおばあさん「ツル」とのエピソード。
    ここでもよくある詐欺のストーリが展開されて勉強になります。わが身に降りかからない様に気をつけないと。

    「老舗のねうち」
    日本老舗名店連合会に入会したい社長のロビー活動。
    ホテルの一室で賭けごとをやる事になりますが、そこにホテルのマネージャと警察が踏み込んできて、どうなるの?っていう展開。
    大がかりの仕掛けに、傷ついた人もいなくてスッキリした展開でした。

    「ツルの恩返し」
    「ツル」の孫が落し物詐欺に引っ掛かり、拉致されお金を要求されます。
    犯人に応じられるままに、「ツル」とその友人と主人公で出張っている間に、「ツル」の店で起きた事とは。
    その真相には、「ツル」の温かい思いがありました。
    この落し物詐欺って気をつけないと!

    「別れ話」
    愛人関係にあった男へ復讐したい女の依頼で、その男の浮気現場に奥さんとはち合わせる計画を画策。
    奥さんには主人公が、男にはパートナーの女がそれぞれ仕掛けをして、いよいよホテルの一室で鉢合わせ!
    しかし、そこでは、当初の計画とは違ったストーリ展開が!
    楽しくだまされました。

    とまぁ、今回もお気楽に楽しく話が展開しました。
    前作と合わせてドラマになったら面白いのになぁ

  • 評価は4.

    内容(BOOKデーターベース)
    次なるターゲットは警察官!?仕事に応じて数々の名を使い分ける男と自称経営コンサルタントの四面堂遥。ひょんなことからコンビを組んだ二人は、今日もあの手この手であくどい奴らに罠を仕掛ける。不倫、偽札、骨董商売、遺法賭博と聞けば食指が動く。金になりそうな匂いのするところに世間師あり。狙った獲物は逃さない。褒めてのせて騙して稼げ!大人気“世間師”シリーズ第2弾!

    第1弾は未読だが特に問題なく読める。全体的に浅いがスッと読み進められ、ストーリーが少しずつ絡む短篇なので解決が早く早々にスッキリとする。

  • 次なるターゲットは警察官!?仕事に応じて数々の名を使い分ける男と自称経営コンサルタントの四面堂遥。ひょんなことからコンビを組んだ二人は、今日もあの手この手であくどい奴らに罠を仕掛ける。不倫、偽札、骨董商売、遺法賭博と聞けば食指が動く。金になりそうな匂いのするところに世間師あり。狙った獲物は逃さない。褒めてのせて騙して稼げ!大人気“世間師”シリーズ第2弾!

  • もう少しドタバタ劇を期待してた。。。

  • 楽に読めるコンゲーム

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著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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