あなたが愛した記憶 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.53
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本棚登録 : 2286
感想 : 150
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087453782

作品紹介・あらすじ

拉致監禁。両手親指切断。強姦、そして扼殺。残虐な連続殺人事件が世間を賑わせる中、「私犯人を知ってる」という女子高生が探偵の前に現れ…。渾身の恋愛ホラーサスペンス。(解説/吉田伸子)

感想・レビュー・書評

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  • 恋愛ホラーサスペンス。
    展開はこの作者らしい連続監禁殺人事件だが、ホラーだけあって真相が非現実的。怖いホラーというわけでもなく、非現実的な話が私には合わなかった。

  • 久しぶりのミステリー、それも裏表紙にはノンストップ恋愛ホラーサスペンスと書いてあった。作者のシリーズには「妖」があるので、それが近いかも知れない。
    プロローグで、主人公の探偵が1才にも満たない赤ん坊を殺し、自ら警察に電話して捕まったとある。探偵の友人は赤ん坊にミカンを食べさせたことで主人公の行動が急変したとのこと。
    本編では猟奇的な殺人事件が2件続き、意外なところから犯人を知る女子高生が現れ、調査が探偵に依頼される。謎が謎を呼ぶ。どうやら親の人格が子供に継承され、人格重複が行われるというホラーな現象が根本なよう。
    確かに恋愛要素もあるが、自分が愛した女性の記憶が子供に移管されて、その女性は自殺するのではどうなのだろうか? 殺人鬼も自分の子供に自分を移管するのは不気味。
    あまり展開が複雑すぎて、プロローグは忘れて読んでしまったが、全て終わったあとで読み直すとプロローグの意味がわかった。

  • そういえばホラー作家だった
    妖の華に似た空気
    感動も失望もなく、ただ面白かった

  • 登録前

    ミステリを読みたくて読んだ人は少しがっかりするかも。
    サイコホラー感?が強い。いやむしろミステリでは無いかも。
    内容は面白かった。設定が好きでなおかつ読みやすい。

    この作者さんはタイトルセンスがとても好きです。
    最後まで読んでタイトルまで含めて作品だとおもいました。

  • 想像していた話とは違い、不思議なファンタジーだった。

  • 後半の怒涛の一気読みでした。
    序盤のお話は殺人事件と探偵と女子高生で、推理小説っぽい感じ。少し残念な感じで読むのをやめようかなんて感じてました。ところが、ある部分からファンタジーとかエスエフとかの展開の予感がしてきて・・・
    おすすめです!

  • 連続監禁殺人事件を追っていくんだけども。

    途中から様変わり。

    え!?
    なに!?え!?ちょっと待って、、、

    ってなって、一番はじめのあの短文、、、まさか?まさか、、、まさか!?

    まさか?まさかだよね?まさか!?

    につながるそのリンクたらないよね。
    そうくるのか。そんなふうになるのか。と。

    途中までは普通のミステリーだもんだからさ。まさかの展開よね。それ無しよって言ってなかったもんなーそういえばーあーやられたぁー

    ってなります。

    最初からいってくれたらそれ絶対無しよ!って言ったよーもーそれはーって思うんだけど、後出しなのよねぇ。
    でも、こういうそれ無しだよーそれはないよーっていう展開のミステリーって、途中から興醒めしてなんなんだよ。ってなるところをそうさせないのが誉田哲也のすごいとこだよなぁ。

    と、思ってしまいました。

    くそ!くそ!

    やられた。

    面白いのよ。たまらなく。悔しい。

  • 続きが気になってすらすら読めた、私の中では結構お気に入りで面白かった
    ゾクゾクするようなシーンとか少し描写がグロいのもあったけど、最後は温かくて、感動した( ; ; )グロさは自分的には大丈夫
    誉田哲也さんの作品もっと読んでみたいと思った

  • 誉田作品らしい不思議な感覚に包まれる作品。かなり現実離れした設定であるが、絶対にないかと言われるとそう言い切れない設定であった。
    英治が犯した出来事のきっかけになったジュースのくだりはなんとなく予想はしていたが、緊張感のある場面で背筋がひんやりとした
    真弓が岳彦・清彦も自分と同じように何故魂を受け継いでいることが分かったのかがもう少し語られるともっとすっきりしたのだが。しかしそれを踏まえても中々の良作であった。

  • 誉田哲也さん、お初でした。
    連続監禁殺人事件の犯人を追うサスペンスものですが、ファンタジー要素が加わり、非現実的なお話です。そういうのは好きではないのですが、これは凄く面白かったです。ファンタジーなんだけど、現実でもきちんと説明が付くというか… 突飛すぎない微妙なラインがお上手! 特にラストが本当に怖いです…。

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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