- Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087456783
作品紹介・あらすじ
中国古代、殷周革命を舞台に、仙人や道士、妖怪が人界と仙界を二分して大戦争を繰り広げる、中国明代に成立した神怪小説。抄訳版。1月からの再アニメ化で話題の作品の原典を二分冊して新装版刊行!
感想・レビュー・書評
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先日、宮城谷昌光の太公望を読んでファンタジーがほぼ無しのガチガチした硬派路線だったので仙人やら妖怪が出てくる封神演義が読みたくなった!
中国の古書ならではの登場人物が多数登場!記憶に留めるのが大変!
登場人物達の身勝手さに思わず笑える!
哪吒:ちょっと暴れ過ぎ西遊記の孫悟空か!殺した人達に謝れ!
女媧:紂王のした事がそれ程悪い事とは思えない!心狭過ぎ!!
妲己:女媧の命令からブレ過ぎ民衆苦しんでますよ!
燃燈道人:十絶陣で道士達見殺し過ぎ!もう少し人選しろよ!
太公望:文王が死んだのは生首見せたから!死刑レベルの罪だよ!
聞仲:貴方が紂王様の側にいないからこうなりました。
後編も楽しみ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
確かに『西遊記』『三国志演義』『水滸伝』の知名度と比べると弱い。
けれど、同じく四大奇書の一つ『金瓶梅』よりある意味で知られているように思う。
藤崎竜なくして、この作品は語れない(笑)
原作を読みたいと常々思っていて、店頭に現れた時には感動もした。
タイミング的にはなるほど、アニメ化もあって?
訳に関しては、とにかく読みやすい。
硬くない。
それが読む側の満足に達するかは別だが、重要な項目なので挙げておく。
しかし、フジリュー版封神演義は、原作になかなか忠実だったんだなぁと。(申公豹の扱いくらい?)
やりたい放題やってると思っていたのに。
はっ。全然この本のレビューになっていない。
そも『封神演義』とは、殷の紂王の治世から、周王朝に変わる変革期のお話。
化け狐の妲己が紂王を誘惑し堕落させる内に、人々が離反し、周王朝が興る。
ここに神様や仙人が、宝具という超能力武器を持って戦いに関わっていくのだけど。
この神仙がワシャワシャ出て来ては、バンバン封神(死んで台に封じられる)されるので、一体誰が誰で、何の能力を持った宝具があるんだ!と途中から混沌とします。
前半は蟬玉ちゃん辺りまで。
周公旦ミンチ事件に、涙。。。
後半楽しみ。どんな終わり方するんだろう。