- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087457476
作品紹介・あらすじ
北大路亀助は、老舗料亭のお坊ちゃん。先輩に誘われて謎の美食サークルに入ったら次々に事件に巻き込まれ!? 色気より食気の素人探偵が人助けに奔走するほっこりグルメミステリー。(解説/大森 望)
感想・レビュー・書評
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あの一皿にヒントが隠されていたのか―。ある夜、グルメライターの北大路亀助は先輩の河口に誘われて食通のメンバーと絶品の熟成鮨を堪能していた。だが、メンバーの一人がその直後に死亡し、店が食中毒を疑われる事態に。閉店を迫られる店主を救うため、亀助は持ち前の味覚を駆使して、犯人探しをはじめる。事件解決のために食べまくる亀助に、食欲を刺激される美食満載のグルメミステリー。
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図書館の蔵書リストで目が合って借りた。初読の作家さん。
…と、思ったら、ドラマ化されてたんかな? ^^
ドラマ化しやすそうなキャッチ―さは、ある。と、思う。
なぜか読み進めるのに苦労したかな…。
面白くないわけではないんやけど、び……っみょうに興味がない。笑
主人公も好感が持てるんやけど、たぶん、ハイソサエティすぎてあかんねんな。ようわからん。笑
ミステリの序盤はどれも面白い。解決がすっごいあっさりしてるなーと思ったけど、連作短編やとこのくらいライトなほうが楽しめるのかもしれん。
続編があるのか~。図書館にあるのかはわからんけど、読むかどうかは保留ということで。 -
読みやすさ★★
学べる★
紹介したい★
一気読み★★
読み返したい★
たまたま目についたグルメミステリ。食の説明(それすらも生きた表現ではない)が詳しい割に、登場人物の説明が皆無といっていいくらいない。主人公にすら特徴がなく匂いが感じられない。そのため話が入って来ず、誰が喋っているのかわからない箇所も散見され、読み物として未完成と思われる。 -
主人公は浅見光彦を更に上級国民にした設定で、出て来るのは
ブランド物に高級ワイン、会員限定寿司店、等々今時珍しい位バブルの香りとか
スマホじゃなくてiPhone、タブレットやノートPCじゃなくてMacって
表記、いちいち気になるんだけど、それは大事なの?とか
微妙にクセのある作風が気になるんだけど、謎解き等にはそんなに無茶な感じは
ないので、気にならない人なら良いのかも -
グルメミステリーというジャンルの連作短編集。上等な料理とアルコールが登場します。主人公の恋の行方が気になります。
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食べるのが好きな主人公は、どうにかこうにか
人数制限有りの予約店に潜り込めた。
4話の連続短編ですが、食べるのが好きな主人公なので
何かしら食べ物が出てきます。
これがまた美味しそうで、想像しないように
文章を読んだ方が安全です。
最初以外は、特に人が死ぬ事もなく。
詐欺だったり盗難だったり恐喝だったり。
なるほど、というものばかりですし
食べ物とそこで関わってくるのか、でしたし
どうなるのかと、わくわく読んでました。
残念なのが、全編通して「料理代金2倍は…」発言が
ものすごい最後の最後、あの数ページで
真逆になった事。
唖然とする速さでした。 -
初めて読む作者 八木圭一氏のグルメミステリーである。
北大路亀助が、探偵役で、登場。
老舗高級料亭・中田屋の大女将を祖母に持つ。
主人公の亀助は、大学卒業後、祖母のコネで、出版社に就職したにも関わらず、退社し、美味しい物を食べ歩き、レポート記事に先輩のグルメサイトに寄稿している。
読んでいて、内田康夫氏の浅見光彦シリーズを思い出させる。
設定が、似ているような・・・
最初は、「鮨 武蔵」での河豚中毒。
2話は、ワイン投資事件。
3話は、スペイン料理店での、結婚指輪盗難事件。
4話は、老舗料亭 恐喝事件。
最初に読み始めてから、料理の蘊蓄の長さに、何度も読むのを中断。
2話のワインについての横文字ばかりの話は、ワインの事を知らない私には、荷(?)が重く、読みづらい。
グルメの人は、読み易いのだろうけど・・・
ワイン投資について、話を進めたいのだろうけど、、、、ワインの蘊蓄も長すぎるみたいに感じられる。
ここで、もうひと時、休憩しながら読まないと、筋がわかりにくい。
3話では、やはり、コースの横文字 満載!
日頃食べ慣れていないスペイン料理の蘊蓄も、ここまで、料理話が進むと、ミステリ—の話が飛んでしまいそう。
4話の話にたどり着くときには、少し時間を有した。(笑)
最初から、グルメで、紹介されるような実在する名店が、書かれていて、面白そうに思えたのだけど、、、
そして、私みたいな庶民には、敷居の高い「金田中」が、この中田屋を模しているだと、思いながら読んでしまった。
大阪出身なので、淀屋橋やロイヤルホテルの「吉兆」はここまで、高値でなく、食することが出来る。
しかし、毎度、料理の中身の説明は、目の前に其の料理があって、理解できるものであり、このように、長々と書かれても、イメージが、遠ざかるばかりであった。
私が、グルメだったら、どう読み解いていただろうか?と、思いながら、本を閉じた。