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- Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087457834
作品紹介・あらすじ
名作短掌編を精選したアンソロジー「短編伝説」シリーズの掉尾を飾る一冊。今回のテーマは「別れ」。赤川次郎、浅田次郎、小川洋子、北方謙三ら錚々たるメンバーによる別離のドラマ。(解説/吉野仁)
感想・レビュー・書評
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この集英社文庫のシリーズ好きなのですが、作品の時代が古くて(バブルくらい)共感には欠ける。やっぱり世相の違いを感じる。
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現代日本文学作家 13人が、別れる理由を題して書かれた作品である。
どれも、読み易い。
野坂昭如氏の「青いオウムと痩せた男の子の話」は、戦争のどうにもできなかった時代の悲しい物語である。
「ホタルの墓」をつい思い出してしまう。
小池真理子氏の描く男女の別れの切なさにも、封印した気持ちが、現れている。
高橋克彦氏のホラータッチの作品も、ザワザワと、怖さと含みながら、のめり込んでしまう。
やはり、赤川次郎氏の作品は、読み易いのに、最後のころになると、笑いが、深い思いに変化してしまう。
どれも、短編ながら、面白く読み終えてしまった。
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