漫画版 日本の歴史(9) 世界大戦と太平洋戦争 ―大正時代・昭和時代1― (集英社文庫)

• 集英社 (2007年11月20日発売)

感想・レビュー・書評

[johntamaさんの感想 · 2020年9月27日]

　p.142　若槻内務大臣が、「普通選挙もいいが、過激な社会運動をとりしまる法律も必要だと思いますが…」
　高橋是清が、「ああ、そのことは枢密院も強くいってます」
　若槻「それでは普通選挙といっしょに治安維持法も提案しましょう！」
　という場面があります。

　もちろん、本当にそんな台詞のやりとりがあったかどうかは、目撃者がいたわけではないと思いますが、それにしてもリアルなやりとりです。

　こういう抱き合わせ的なことで、歴史は悪い方に進んでいくのでしょうね。多分、今の時代も、あとから振り返ると、同じようなことがいっぱい起きているのだと思います。いや、むしろ、抱き合わせにすらなっていないのかも(^^;

[kojiokawaraさんの感想 · 2010年9月9日]

・12/6 あたりに読了．上の歴史小説の方が先に読み始めたのにこちらの方がやっぱり格段に早かった．風呂に落としてしまったりしたのでちょっと減点かな．太平洋戦争を扱ってる巻の割にはあっさりし過ぎてるんじゃないかなぁ．