- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087462685
感想・レビュー・書評
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頭の中はそんなです。
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はっとする表現があるとは言え、やはり難しいですねえ。
作者がこの詩を書いたのと同じ年頃で読むか、かなり歳をとってから読むかすれば感じるところがもっとあったのかもしれません。
内容は、詩(日本語)、実際に詩が書かれたノートの写真、詩(英訳)と文庫ながらバラエティに富んでいます。 -
2012年83冊目。
どう読んだらいいのか分からない。
読み方なんてないのかもしれないけど。
「近づきたい」という衝動だけがあって、
理解も合点も出てこない。
ただ、時々情景のみが浮かぶ。
発信側の技量不足じゃなくて、
受信者としての器が足りない。
感性磨いてまた戻って来たい本。 -
前におじさん向け雑誌で, 谷川俊太郎の息子が, 父はすごくモテるんです, というようなことを書いていた. 谷川さんの絵本は私もいくつ持っているし, 詩も教科書でも何度も読んだことがある. 私の少ない知識からいっても, なるほど, さもありなんと思わせるところがある. なんかすごくステキな詩人なんじゃないかと....もうかなり歳いってるはずなんだけど, 横にいたらシビれちゃいそうなステキな詩人のような気がする.
で, 今回, 息子の国語の勉強に使おうと思って本棚を見てみたら, 谷川さんの詩集はない.考えてみたら詩そのものは, 教科書やら詩のアンサンブルみたいので読んだ切りで, 買ったことはなかったのだった.
詩の感想はどうやって書いたらいいのかわからないけど
谷川さんが18,19歳の時に書いた詩,の数々に, 自分の若い頃を思い出すのである.
もしかして私が感じてきたことも, 詩的なことだったのかも.....と.
ただ,若いってだけで, 世界が違ってみえるようなことがあったんじゃないかと, おばさんになった今思うのである.
若い頃のいろんな気持ちをコトバにして形作ったものを見ている(読んでいる?), そんな気持ちになったのでした.
要するにそういう美しいもの, 心を打つものがあるんだろうなあ.....
表題の二十億年の孤独, 私もこんな気持ちになったことがあると今更思い出しました. -
琴線にぴたりと添うようで、何にも言えなくなってしまった。涙がでる。ずっと心に置いておきたい一冊です。
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小中学生の頃は、4月に新しい国語の教科書をもらうと、授業で習わないところまで勝手に「読み物」として読んでしまう子供だったんですが、そうやって読んだ教科書の中でも、とりわけ印象に残っているのが谷川俊太郎の詩で、こうやって改めてその頃読んだ詩を文庫で読んでも、ああ、これ!っていう言葉の響きやあの頃感じた感動をリアルに思い出せます。教科書に載っていたと記憶しているのは表題作と「ネロ」で、初めて「ネロ」を読んだときに思わず涙したものでした。今もその言葉の力が色褪せていないって、本当に素晴らしい。
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鞄に一冊の詩集を入れて外に出る。
ふと、思い立って本を開く。
溢れ出すことば。
谷川さんの目から見る外の世界。
世界が拡がっていく。
わたしはことばに身を任せ揺蕩う。 -
谷川さんの詩が好きだ。内容がさっぱり理解できなくても、ただ読んでいるだけで落ち着く。
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ひとりの少年が一対一で宇宙と向き合い生まれた、言葉のひとつぶひとつぶ。青春の孤独と未来をみつめ、今なお愛され続ける詩人の原点を英訳付きの二カ国語で初文庫化。著者18歳の時の直筆ノートを収録。
「生長」「二十億光年の孤独」 -
宇宙、思想、ヒヤシンス
気持ちを文に反映する能力に長けていたんだなあ。
英訳を読むと日本語の曖昧さを表現することのむずかしさを見出す。
不自然でも"it"に言い換えないで欲しいと少し思う。
いっきに無機質というか、事務的なただの印刷された紙にしか見えなくなる。