- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087464467
感想・レビュー・書評
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流石豊島ミホ。
小学生は小学生で
めんどくさいよなって
思い出した程リアルな
描写でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「手を出すべきか?」と、悩んだ本です。女子小学生が主人公ですからね。50を過ぎたオヤジが読む本か・・・。
ふと気づけば、豊島さんは9冊目。文庫化された小説はほぼ網羅しているようです。若い女性が主人公の作品が多いのですが、その溌剌さより、どこか屈折した思いがあるのが、私の好みにあっているようです。
「誰にとっても小学校時代のアルバムになるように・・・」とあとがきに書かれていますが、まさしくその通りの作品です。主人公センの小学校1年から6年までの小さいけれど不思議と心の底に眠り続けているような出来事を描いた7つの短編。小品ですが豊島さんらしい(ちょっと鬱屈したような)感性が随所に現れて良いですね。
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大人がこんなにこどもの気持ちを代弁できるもんなんだな。
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子供は元気で明るくて能天気で誰とでもすぐに仲良くなれる、
わけじゃない。いつでも楽しいわけじゃない。
心の中でおとなの様子をみながら葛藤して
友達の中での自分の立場ってもので葛藤して、
ほんとーに色々なことを考えながら成長しているんだ。
その考えていることはおとなからしてみれば驚くほど
ちっぽけなことなんだけど、子供にとってはほんとーに
重大なことなんだ。ということをしみじみ思いだしながら
読んだ。豊島さんのこの青少年少女の心をあらわす物語は
本当に秀逸だと思う。自分の忘れていた子供時代の
甘酸っぱいような苦いような気持ちを思い出した。 -
小学生も色々大変なんだなと思った。
でも個人的には、やっぱり小学校時代は楽でよかったと思ってしまう。 -
未熟なこどもを見守りながら読むのが好きな私にはぴったりの1作でした。
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前半は特に深く印象に残るわけでもなく、さらさらっと。でも、最後から二つ目の章、「先生のお気に入り」は好きです。表題にもなっている章は最後の章でした、うん、これもまぁまぁ好きです。
豊島さんの作品の中では、買うほどではないけど、読めてよかった、という作品です。 -
2009/07/21読了
自分の中で豊島ミホブーム。小学校のころってこんな感じだったっけ。っていうのを感じてみれた
思い出すなあ
登校班とか、私的な回覧板をまわした思い出とかさ、シカトやいじめもあった。初恋もちょうどこんな感じだった。
センリほど激しくないけれど -
よい。わりと些細な事かなと思うけど、出来事に初めて直面する小学生の気持ちの揺れがよく伝わってくる。
実際、主人公は女の子なんでそんなことないんだが、懐かしい感じがした。 -
きらきらまぶしい子供時代。
でもなんか砂が口に入ったときみたいにちょっとじゃりっとするような違和感。
子供だって大変だったなー。確かに。