右岸 下 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 111
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087467949

感想・レビュー・書評

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  • うーん。。

    江國香織が好きなせいか、彼の文体が肌に合わないせいか、どうしても楽しめなかった。「左岸」はぐんぐん物語に入っていけたんだけど。
    オカルトとか超能力とか、そういう話に終始したせいで、性にあわなかったから、そして「左岸」の対としてみられなくなったのがもどかしかったからというのもあるな。

    「彼はこのあと◯◯することになる」という描写が、どーしても許せない。こまかいんだけどさ。

  • 左岸を読んだ後に購入

    もし右岸から読んでいたら左岸は買わなかったと思う。
    なぜなら、エスパーと性がどうしても受け入れられなかったから。
    左岸と対なのだと思う。
    でも、リンクしてるけど、果たして対なのかな
    なじめない

  • 記憶喪失、妻との死別、息子との生き別れ、超能力…なんだか安い韓流ドラマみたいな話になっちゃった。上巻に続き、とにかく下ネタだし。

  • 人生について考えさせられる。
    対岸にいる人と、同じ空間や時間を生きることは出来なくても、心のどこかで繋がりを持ちながら生きることも素敵だな、と思った。
    私には到底無理だと思うけどw

  • 今を生きることの繰り返しが物語
    ささいだけれど、明らかに変わったことを認識した

  • う~ん。
    右岸は正直ないな…という感想。
    こっちから読んでたら多分左岸まで読もうとしなかったかも。
    どちらも結末がフワッとして、読者まかせがありありでここまで壮大にそれまでの人生を細かく描いた割に納得感の薄い終わり方。
    綺麗に終わろうと終始した結果こうなっちゃったのね…と思った。

    ペアリングの作品を創るなら、作家のスキルレベルがあってないといかんですね。
    なんか一歩間違うとただのエロ小説ですよ、これ。

  • 九の半生、続き。
    下巻のはじめの方は、あらかじめ左岸を読んでいた方が理解は進みやすいかも。
    菊丸は何者なんだ。左岸・右岸それぞれで与える影響はあまりに大きいけど、真意がみえない。もうちょっと伏線の種明かし的なものがほしかったかも。

    「なんでこんないい人がいるのに」
    「好きになったら、失ってしまいそう」

    あまりにも、切ない。
    幸せになることを望めなくなるほどの、経験の重さ。

  • 結局の所,
    理解し難かった。
    読みやすい文体だが
    登場人物の誰とも
    共感できないままだった。

  • さまざまなことがあり、でも落ち着くところに落ち着いて個人的には納得できた!でも、冷静と情熱の間のさわやかな読了感には及ばなかったかなぁ。

  • また何か悪いことが起こるのでは…という不安感と、どこか居心地の悪い感じが付き纏って離れない本。
    主人公・祖父江九の一生を描いた作品ですが、彼には「運命に翻弄される」という言葉がとてもしっくりきます。

    内容に関しては正直、イマイチ入り込めなかったかな…。
    現実を突きつけられる感じと、非現実なことのバランスが私には受け入れにくかったです。
    きっと本にはそれぞれ「読むタイミング」があると思うのだけど、この本に関しては、まだ私はそれに到達していないのだろうという気がしました。
    あと左岸の前にこの右岸を読んだので、茉莉サイドが分かればもう少し理解が深まるのかもしれません。

    ちなみに祖父江九の訛りが、吉田修一「悪人」の祐一と似ていて(北九州だったかな?)、なんとなく頭の中で映画「悪人」の映像が浮かんでいたせいで、余計に鬱々とした気分になってしまいました…。

    そして本当に余談だけど、あの描写…いくらなんでも大きすぎじゃないですか?笑

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著者プロフィール

東京生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家、ミュージシャン、映画監督など幅広いジャンルで活躍している。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『十年後の恋』『真夜中の子供』『なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない』『父 Mon Pere』他、著書多数。近刊に『父ちゃんの料理教室』『ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール』『パリの"食べる"スープ 一皿で幸せになれる!』がある。パリ在住。


「2022年 『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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