眼球綺譚 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 817
感想 : 103
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087470970

感想・レビュー・書評

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  • ホラーは怖いから基本読まないんだけど、なんだかこの本は気味悪いなぁと思いながらも読んでしまった。

  • ホラー短篇集というよりはグロ短篇集かも(@_@;)
    虫嫌いの私は「特別料理」を読みながら
    「..・ヾ(。 ̄□ ̄)ツ ギャァ!!」
    「ヒイィィィ!!!!(゚ロ゚ノ)ノ」の連続でした。。。

  • 全7篇からなる短篇小説です。
    グロかったです。でもグロいだけでは表すことのできない不思議な作品でした。不気味な中にある人の綺麗さや儚さ、危さなど様々な人間らしさを伺うことができました。どのお話も安定した面白さです。
    ホラーは苦手だからと倦厭しなくてよかったと思います。
    表題作である眼球綺譚の最後に一番ぞっとしました。

  • ホラー短編7編。
    どの話ももやもやした後味の悪さが残る。

    特にきつかったのは「特別料理」。
    理解しうる感情だけどやっぱり嫌だ。
    「特別料理」を執筆するとき作者は想像で書いたのだろうか。それともそういう嗜好の方にインタビューをしたり著作を読んだりしたんだろうか。
    自分が作者だったら作品を書くための下調べの時点でゲッソリしてしまいそうだ。

    表題作「眼球奇譚」は伏線の回収という意味では一番すっきり。読後感は別として。

  • どれもこれも楽しめた。
    どの作品も読んでる時にビジュアルがうかんで来やすかった。

    特別料理の気味悪さは秀逸。
    こうゆうキワモノ料理系短編を編んだアンソロジーがあれば読んでみたい。

  • 「特別料理」がやばすぎたな・・・・・

  • 興味本位で読んでみた。想像を膨らませて読むと気味の悪い話ばかりなので、深く読まない方がよいかも…。始終眉間に皺を寄せながらの読書となった。私的には、たまに趣向を変えたい時にさらっと読むのが良さそう。

  •  どの作品にもキーパーソンとして「由伊」という名前が出てくるのですが、その後も他作品に散発的に出てくるので作者のお気に入りなのかもしれません。
     個人的に一番好きなのは「特別料理」。語り手の心情描写には何度読んでもにやついてしまいます。最後の数行には、背徳感と恐怖感とで笑みを浮かべながらゾクゾクしました。次点では読後感が爽やかな「呼子池の怪魚」を推します。

  • ホラー短編集。
    一番「再生」が、物語としては面白かったのですが、インパクトに残ったのは「特別料理」でした。
    あまり想像したくない描写が結構続きます…
    食事前には読まない方が良さそうです。

  • 善くも悪くも「よく書かれている」という印象。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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