しのびよる月 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 329
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087472806

感想・レビュー・書評

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  • 警察小説!というほどの硬いノリでもなく、だらだらしたやりとりメインの一冊。「一応」警察ではあるものの、別に警察らしさみたいなものはあんまりないように感じました。ガチの警察小説好きには肩透かしかもしれませんが、普段そういうのあんまり読まない人には気楽に読めていいのかも。
    で、強いて言えば「斉木」が探偵役で梢田がストーリーテラー的なポジションではあるものの、そのへんもあやふや。謎をすぱっと解明!って感じでもないし。
    いい意味でも悪い意味でも「ゆるい」一冊だと思います。

  • まずあらすじを見て、設定が面白そうだな~と思ってました。
    小学校の同級生で、いじめていた梢田といじめられていた斉木。
    今は御茶ノ水署・生活安全課で斉木が警部補。
    梢田は平刑事。
    この立場の逆転がどうなっているのか。

    読んでみて、その逆転の部分はそんなに効いてなかったかな?
    斉木が昔いじめられていたと言う感じがしません(^_^;)
    昔の復讐で、何かと梢田の邪魔をするのは面白いです(笑)
    それが板についているせいか、いじめられていたという雰囲気が
    あまり感じられませんでした。

    でも、2人の掛け合いがとっても面白くてツボでした。
    子供みたいにムキになって言い合ったり。
    ただ斉木がかなりヒドい気がします。
    そこに昔いじめられていた怨念がこもっているのでしょう!

    短編集ですが、各事件の真相も結構意外性がありよかったです。
    喧嘩しながらしっかり事件を解決に導いてゆきます。

  • 短編なので、がっちりハードボイルドってわけではなく、すらっと読める。軽く楽しむにはちょうどいい

  • 元小学校の同級生のいじめられっこが上司という刑事コンビもの。体力勝負の部下がストーリを導く馬鹿キャラの役割。まあまあ楽しめる。

  • 2011/11/7読了。
    ドラマの俳優さんたちが格好良くて、放送翌日に図書館で借りた1冊です。
    面白かったら続きを買おうと思っていたのですが、文章がちょっと好きになれませんでした…。
    内容は面白かったので、ちょっと様子見中です。

  • ナツイチ小冊子で興味を持ち買ってみた。思ってたよりダサい(笑)二人の安全課の刑事さんのお話。短編。どの物語も面白かった。
    この作家さんは初めて。続いて読んでみようかな?

  • 御茶ノ水署生活安全課の斉木と梢田のコンビは小学校時代の同級生。
    まあまあの面白さです。短編集。

  • 〜2006

  • こういう作品はハズレが少ない。

  • 二人の同級生刑事の駆け引きがおもしろい 刑事という仕事の裏の部分かな

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著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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