- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087473988
感想・レビュー・書評
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f.2010/7/31
p.2002/2/7詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんと書けばいいのだろうか……。
高橋源一郎ってとても好きな作家なんだけど、この本に関してはどう受け止めていいのか、読み終わった今でも迷っている。
非常に切ない場面もあれば、ユーモアたっぷりの場面もあり、いつもの「ああ、高橋源一郎って面白いなぁ」という瞬間もある。
ただそれらが点在しているだけで、線になっていないように思える。
「恋する原発」と同じように放送禁止用語がドシドシと出てくるが、その点は全く気にはならなかった。
ただ「恋する原発」の方が、より必然性は高かったようにも思える。
ちなみに、食糞や飲尿の描写が出てくるが、これを読んで「ああ、気持ち悪い」と感じた方は、同じ高橋源一郎の「君が代は千代に八千代に」は絶対に「読まない」ことをお勧めする。
「君が代~」に比べれば、この「アダルト」の描写なんて子供だましもいいところ。
僕自身、「君が代~」を読んで、本当に吐きそうになったから(比喩的表現ではなくて、本当に身体的に、物理的に、吐きそうになった)。 -
高橋源一郎の小説を読んでて初めて「ついていけないよ」と思った
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AVの裏方の話。エロいぞ。スカトロだぞ。すごいぞ。
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14,5才くらいのときにはまってたな〜
AV撮影で老婆とえっちする"ぼく"のハナシがめちゃくちゃかわいらしくてだいすき☆☆☆ -
バクシーシ山下さんの本と一緒に読むとより深く味わえます。
1998年「週間女性」の連動企画「昼下がりの乱れ妻たち」三部作を観ると更に深く味わえます。 -
面白かった。
最初はAVを見る人間がAV業界について思うことが書いてあるが、どんどんエスカレートする。アンチ食糞派の私には吐き気を催すような描写も・・・。段々価値観がゆがんできます。 -
評価できない…とりあえず読んでると頭くらくらしてくる。なんか圧倒される。最近思ってた「どんなに格好付けてたって誰だって食って排泄して死ぬんだ」っていうのに「セックスして死ぬんだ」っていう新たなおまけをつけてくれました。性ってすげぇね。
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AV業界へのインタビューにちょいと手を加えたのか,それとも完全に創作なのかよくわからないが面白い.人に勧めると変態と思われかねない気がするけど….最終章は独特の余韻を残す.生と性と死の不思議な円環.