あ・だ・る・と (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.30
  • (4)
  • (7)
  • (22)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 105
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087473988

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • f.2010/7/31
    p.2002/2/7

  •  なんと書けばいいのだろうか……。
     高橋源一郎ってとても好きな作家なんだけど、この本に関してはどう受け止めていいのか、読み終わった今でも迷っている。
     非常に切ない場面もあれば、ユーモアたっぷりの場面もあり、いつもの「ああ、高橋源一郎って面白いなぁ」という瞬間もある。
     ただそれらが点在しているだけで、線になっていないように思える。
    「恋する原発」と同じように放送禁止用語がドシドシと出てくるが、その点は全く気にはならなかった。
     ただ「恋する原発」の方が、より必然性は高かったようにも思える。
     ちなみに、食糞や飲尿の描写が出てくるが、これを読んで「ああ、気持ち悪い」と感じた方は、同じ高橋源一郎の「君が代は千代に八千代に」は絶対に「読まない」ことをお勧めする。
    「君が代~」に比べれば、この「アダルト」の描写なんて子供だましもいいところ。
     僕自身、「君が代~」を読んで、本当に吐きそうになったから(比喩的表現ではなくて、本当に身体的に、物理的に、吐きそうになった)。

  • 高橋源一郎の小説を読んでて初めて「ついていけないよ」と思った

  • AVの裏方の話。エロいぞ。スカトロだぞ。すごいぞ。

  • 14,5才くらいのときにはまってたな〜
    AV撮影で老婆とえっちする"ぼく"のハナシがめちゃくちゃかわいらしくてだいすき☆☆☆

  • バクシーシ山下さんの本と一緒に読むとより深く味わえます。

    1998年「週間女性」の連動企画「昼下がりの乱れ妻たち」三部作を観ると更に深く味わえます。

  • 面白かった。
    最初はAVを見る人間がAV業界について思うことが書いてあるが、どんどんエスカレートする。アンチ食糞派の私には吐き気を催すような描写も・・・。段々価値観がゆがんできます。

  • 評価できない…とりあえず読んでると頭くらくらしてくる。なんか圧倒される。最近思ってた「どんなに格好付けてたって誰だって食って排泄して死ぬんだ」っていうのに「セックスして死ぬんだ」っていう新たなおまけをつけてくれました。性ってすげぇね。

  • AV業界へのインタビューにちょいと手を加えたのか,それとも完全に創作なのかよくわからないが面白い.人に勧めると変態と思われかねない気がするけど….最終章は独特の余韻を残す.生と性と死の不思議な円環.

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

作家・元明治学院大学教授

「2020年 『弱さの研究ー弱さで読み解くコロナの時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高橋源一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×