ジハード 4 神なき瞳に宿る焔 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087476460

作品紹介・あらすじ

アスカロンの戦いの後、聖都イェルサレムに迫ったリチャード獅子心王が突然、半年間の休戦を求めてきた。和戦を巡って、イスラム陣営が混乱するなか、王者サラディンの意を受け、和平交渉の使者としてヴァレリーは敵地へと赴くことになった。膠着状態に陥った局面を打開することができるのか。果てしない戦いに救いはあるのか。しかし、ついに思わぬ犠牲が…。佳境に突入する第四弾。

感想・レビュー・書評

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  • 思ってたことは、だいたい解説で乙一が書いてた。
    いや、まさかここであのキャラが死んで、こないだまで十字軍側だったキャラがイスラムに来たり、その逆もあったり……まだ、先に2冊あるんだけど、どうなるんだろうか?

    ということで、先の展開が全然読めなくなってきた。
    ストーリーはどんどん重くシリアスになってくる。

    読み進めるのは楽しみだけど、ちょっと怖くも有る。

  • ジャンプノベル版を追いかけるのを途中でやめてしまったので、この巻は前巻までと異なり全くの初見。まさか当初から出ていたキャラがあんなことになるなんて……しかも2人も。往年のキルヒアイス並のショックですわ。アイヴァンホーやシャラザードにも明らかな変化が見られ、一時はイスラムの側にいた〈蒼狼〉キヤトも今や獅子心王配下。物語は我ら読者を置き去りにするかの如く目まぐるしく動き続け、とうとう最強最大の敵が再来する……!

  • もうぼこぼこと人が死ぬったらない。
    人死ににあんまり早く伏線を張られるのは嫌いなのですが…
    ラスカリス。
    少なくともギュネメーよりはましな死に様でしたが悲しい。
    みんなギュネメー死んだときには限りなくスルーだったのにヴァレリーとルイセの悲しみようったらない。
    三巻から出てきたロビン=フットがいい性格で好き。
    ってかギュネメーに似てるんだぶっちゃけ…!代わりなのか…?
    でウィルフレッドはどんどんへたれになっていくし。
    対ヴァレリーポジションがラスカリスに似てる。やっぱ代わり…?

  • 「困った時に見るのだよ」といって手渡しておいた手紙のエピソードでは、どんなピンチに遭遇しても、「そんなことはちゃんと予想してあって、対策を考えてあったのだよ」という、月光仮面のノリを思い出してしまった。最近、こういうお話は少なくなってしまって、ま、それでも面白いからいいか。
    <BR>2004-12-06

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著者プロフィール

作家。1971年大阪府生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了。1991年、『ジハード』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞に入選し、デビュー。本作は、11年の長期にわたって多くの読者に愛される大人気シリーズとなった。他の作品に『姫神』『四方世界の王』などがある。

「2014年 『ジハード 6 主よ一握りの憐れみを』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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