モンテロッソのピンクの壁 (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (104ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087477153

感想・レビュー・書評

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  • 最高に贅沢な顔合わせの文庫版絵本。
    夢にでてきた、それはきれいなピンクの壁があるところ、モンテロッソへいかなくちゃ! 猫のハスカップの旅が続く…。荒井良二氏の美しい絵で誘う江國ワールド。描き下ろし多数。

  • 江國香織の作品は、ほぼ全て持っている(まだ載せていないが)。ここ数年は、ほとんど刊行と同時に読んできたことになるのかな。それぞれにそれぞれの感想はあるけれど整理・配架に追いつかないので、先ずこれを1冊たなぞうに並べておく。絵本、とも、掌品、とも言えるこの1冊。なんだかじんわりと暖かい余韻が残った。荒井良二の絵に描かれる、猫のハスカップのまん丸い目玉が印象的。「ああ、いかなくちゃ。」私にも、いつかどうしてもいかなくちゃならない場所、というのがあるような、気がする。

  • ンテロッソへ モンテロッソへ モンテロッソへ行かなくちゃ。
     
    ナンセンスだとわかっていても、行きたい場所がある
    理由なんかなくったって、行きたい場所がある
    そのために犠牲にするものがあったとしても行きたい場所がある
    ちょっとやそっとじゃへこたれず、行きたい場所へ。
    ちょっと勇気をもらえる1さつ。

  • 江國さんの絵本。
    とにかくモンテロッソに行かなくちゃという猫の話。
    イラストの世界観や、色の使い方がとても綺麗で、猫がずーっと追っているピンクの壁の色がなんとも優しい。
    様ざわな考え方と合わせるといろんな読み方ができる、温かい絵本だった。

  • とにかく、ピンクがステキ(o^^o)

  • モンテロッソに行きたい。可愛すぎるお話。

  • 大人の絵本って感じかな。

    カラフルで素敵なイラストだったけど、本が小さくて素晴らしさが半減?!文庫サイズで読めたらよかったかな〜?!

  • 衝動に駆られる時。

  • この世には、そんな猫がいるのか、
    と謎に腑に落ちる絵本(❓
    そうだ、そんな猫がいてもいい、
    そして、こんな人間もいてもいい
    道なき道をつくるのは、人間ではなく猫だったんだな、と思う
    ありがとうね、猫

  • ハスカップ。モンテロッソ。ピンクの壁。江國さんの世界が荒井良二さんの絵で広がる。夢のように甘くて苦い。行かなくちゃいけない場所がある。行かなくちゃいけない時がある。

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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