- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087478228
感想・レビュー・書評
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国語の教科書で読んだことがあった表題作を含む短編集です。
映画やドラマのような展開ではなく、普段の生活の一コマを切り抜いたような作品が多く、文章に人間臭さを感じる。
このような日本語を使える日本人が少なくなってきていると感じるのは時の流れか詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
装丁に惹かれて1年ぶりに再読。
大好きな人に薦められたのと相まって大好きな1冊。人の力って、馬鹿にできない。 -
集英社文庫
竹西寛子 自選短編集「蘭」
戦争に対する庶民の意識を 子供の目線を通して描いた短編集。戦中に生きることの気重さ、後ろめたさが強調されている
戦争に関わらず、人が生きることは「自分では どうにもならないものを背負わされている」という著者のメッセージは感じる
「美しさは 必ず、穢い、醜い、怖いものを一緒に抱えている」という表現も「美しさ」を「人間」「生きること」と読み替えて捉えた方がいいのか?と思う
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なんで興味をもったのか記憶にないけど
長いことAmazonのWish Listに眠っていたのをついに購入。
おぼろげに胸が塞がる不安や悲しみ、
言葉に出来ない漠然とした感情を
それとない日常のなかに表現されている。 -
10/01/06
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叙景、ということを考える。
言葉は少なくとも、なにかを響かせることができる、と思う。