本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087484663
作品紹介・あらすじ
臨床医の胸の内-。忘れ得ない患者さんたちとの出会いと別離。ホンネで語る、医者の悲喜こもごも。医者のヒューマン・エッセイ。
感想・レビュー・書評
-
18年ぶりに再読。
大学病院の教授だった著者が、患者たちとの出会いと別れを、読みやすい文体で綴った心温まるエピソードをまとめたエッセイ集。
「私たち医師が常に心がけなくてはならないことは、『病気を治すのではなく、病人を治す』ことなのである」
著者の医療に対する姿勢が如実に表れている言葉だろう。
ある患者の治療で、結果として患者の命を縮めることになった経験を語り、「どんなよい治療をしても、そのことが患者の命を縮めることになったら、それは最悪の治療である」とも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一言で言えば、エッセイ1話につき人が一人亡くなっていく感じなのですが、
暗すぎず、事実をたんたんと、著者(医師)の思いも込めて、描かれていて、読みやすく感慨深いです。人の一生がこの薄い一冊にたくさん詰まっています。
全3件中 1 - 3件を表示