コドモより親が大事 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.40
  • (3)
  • (0)
  • (6)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 33
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087486339

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  18年前に初版が発行されたにかかわらず、母親の気持ちをよく表していると思う。題名も太宰治の”桜桃”からきていたなんて…さすが作家だと思った。
     子どもは手ごわい。書かれていたとおり、食いしん坊だし、嫉妬深いし、暴力的だし、親の時間も自由もお金も食ってしまう。だから子どもを育てる親はかなりハードだ。一人で育てるなんて無理がある。虐待してしまった親の気持ちもわかってやれよ!サポートしろよ!と自責させられる本でした。
     作者のこと、対談した文化人類学者の波平恵美子さんのことが知りたくなりました。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

伊藤比呂美
1955年、東京都生まれ。詩人。78年に現代詩手帖賞を受賞してデビュー。80年代の女性詩人ブームをリードし、『良いおっぱい 悪いおっぱい』にはじまる一連のシリーズで「育児エッセイ」という分野を開拓。「女の生」に寄り添い、独自の文学に昇華する創作姿勢が共感を呼び、人生相談の回答者としても長年の支持を得る。米国・カリフォルニアと熊本を往復しながら活動を続け、介護や老い、死を見つめた『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』(萩原朔太郎賞、紫式部文学賞受賞)『犬心』『閉経記』『父の生きる』、お経の現代語訳に取り組んだ『読み解き「般若心経」』『たどたどしく声に出して読む歎異抄』を刊行。2018年より熊本に拠点を移す。その他の著書に『切腹考』『たそがれてゆく子さん』『道行きや』などがある。

「2022年 『伊藤ふきげん製作所』 で使われていた紹介文から引用しています。」

伊藤比呂美の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
角田 光代
伊藤 比呂美
宮部みゆき
村上 春樹
伊藤 比呂美
伊藤 比呂美
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×