- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087486384
感想・レビュー・書評
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学生時代には、とても面白く読んだ。
いつも透明だけれども確かにそこにある閉塞と、
世界との絶対的隔たりに悩む、
思春期的内容。 -
どうも最近30代くらいの男性のエッセイを読んでいると、自分の失敗談とか、なんか読んでいて微笑ましいといえばそうだし、肩の力が抜けて気持ちがいいといえばそうなんだけど、本当にそればっかりでいいのかなって感じのが多い。僕がそういうのばかり選んで読んでいるのかもしれないけど。久しぶりに、「生きるとは」みたいなことを、真っ正面から誠実に書いている若者の文章を読んだような気がした。
読んでいると、こういうことを真っ正面に考えることがすごく減ってきたような気がして寂しくなった。そういえば、「生きるってどういうことなんだろう」「自分とはなんなのだろう」といったことを、いつも考えていた時期があった。だんだんそういうことを考えるのが面倒になってきて、そういうのはちょっと脇に置いておいて、目の前の仕事を片づけたり、とにかくリラックスをしようとしたりする時間が多くなった。
何か、忘れかけていたものを、ふっと思い出させてくれたような気がする。 -
★
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ミポリンの本を読むみたくて買ったら、ご主人にも興味がわいて。。
辻さんの人となりが少し分かってきそうな・・・・。
読み終わったらまた書きます。 -
2008
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エッセイです。辻仁成さんを知るのに良いかも。
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作家デビュー後、まだ間もない頃のエッセイ。向こう見ずな若さは強さでもあり…。なぜ表現するかという、この時点での答えがここにはある。そしてそれはどう生きていくかという哲学にまでも結び付く。
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共感させられた。特に血液型の話しには大いに共感した。