午前0時の忘れもの (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087486766

感想・レビュー・書評

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  • 愛していれば、奇跡もきっと起こる…。高速バスが湖に転落する事故で、四十人余りの乗客が帰らぬ人となってからちょうど一ヵ月。湖の底に沈んでしまった死者たちから愛する人たちへとメッセージが届く。メッセージに導かれ、深夜のバス⚫ターミナルに集まった人々が出会う不思議な出来事とは?生きることの切なさと命の輝き、人を愛することの素晴らしさを描いた、赤川ファンタジーの傑作!

  • 重苦しいテーマも、そこにコメディチックな明るさを入れて、
    軽やかに終盤まで持って行くところに、赤川氏らしさを感じる。

    でも、そうは言っても「生死」がテーマなのだ。
    生きることの重み、死んだことへの苦しみ。
    その狭間で、確かに見える人々の「愛」の形。

    さり気無く読者に投げかけられる問いに、
    結局自分の答えは出せずじまいです。苦笑

  • 心がほっこりしました。

  • 初めて読んだ赤川次郎さんの小説。
    ミステリーのイメージが強かったけど、実際に読んでみるとこの物語は面白かった。
    色々な人の人生が交差しているところも面白みの一つ。

  • 自分だったらどうするかなーと思いながら読んで、泣きそうになった…

  • それぞれが生と死に向かって進み出すための待ち合わせ

  • 赤川作品の中で2番目に好きです。
    (一番は「ふたり」)

    死んでしまった最愛の人が、一日だけ黄泉の国から貴女に逢いに来てくれる。

    行きますか?それとも行かないですか?

    様々な思いが交差する真夜中の不思議な出来事。
    命の尊さ、儚さ、そして生きることの素晴らしさを教えてくれる一冊です。

  • 2011/9/13

  • 色々な人たちが出てきたけど、高校生のカップルに1番心動かされたかな。若さゆえの激しさはやっぱり胸を打つ。自分の精神年齢がその辺だってことかな。

  • とても読みやすい作品でした。一日であっという間に読み終わっちゃった。
    全員がハッピーエンドというわけではありませんが、そこがまたいい味を出しています。主人公と秘書さんのその後が気になるところです。別れた後も仲良くやってたりするのかな。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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