- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087496284
感想・レビュー・書評
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かく生きたいものだ
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村上龍のスタンド・バイ・ミーであるという言葉が一番しっくりくるかも。村上龍が一番輝いて、一番エネルギッシュだった1969年。この時。
三島由紀夫の東大全共闘の映画を観たので、あのころの学生運動のリアリティのようなものが伝わってきてすごい面白かった。 -
カミュは間違っていると思った。
人生は不条理ではない。
バラ色だ。 -
著者である村上龍の自伝的青春小説。
内容はあらすじに任せて、
この作品の舞台は1969年の長崎県佐世保市。
九州の全土が同じ方言なのかはわかりませんが、
関東とはだいぶ違う方言のため、時々?って感じで
読み返してしまうことしばしば、それでも勢いのある内容のため、
面白くスラスラ読み進められます。
著者である、村上龍の高校3年生の出来事を
インパクト十分に描いているため、
好きな人もいれば苦手な人もいるでしょう。
そのために評価が二分してるのかと思われますが、
自分としては時代背景も加味したうえで、
って、1970年前後を描いた作品を先に
何作品か読んでいたのもあって、良作だと感じました。
って、何上から目線で言っているのやら(笑)
ちなみに、2022年3月29日の時点では、映画は観ていません。 -
R3.9.30 読了。
青春小説。面白かった。時代は1969年。
佐世保の高校生達と長崎の方言、そして最後に仲間や高校の恩師のその後まで書かれてたので良かった。
・「楽しんで生きないのは、罪なことだ。」
・「楽しく生きるためにはエネルギーがいる。戦いである。わたしはその戦いを今も続けている。」
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ユーモアしかない
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1990年9月25日 第1刷 再読
昭和のおしゃれな青春。ただ、この面白さは、令和の高校生にはわからないかも。林真理子さんの解説も素敵でした。 -
タイトルからもある程度明らかだったが、1ページ目の導入部分から表現があまりにも刺激的で、全体的にもかなり明るい類の青春小説だった。また小説内の出来事が著者の体験にも基づいているというのは自分の高校時代と比べてなんて刺激的だったのだろうと感じた。この1969年という時代はもちろん体感していないが熱い時代というイメージを持っていた。しかしこの小説を読んで自分が生きる現在の首都圏と空間的にも時代的にも異なる地の話であるのは承知の上で、ここまでの熱量があったのかというのは凄さと一種の嫉妬心のようなものも覚えた。