辞令 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.07
  • (0)
  • (3)
  • (11)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 58
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087496949

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 電機会社の副部長を主人公としたサラリーマンのドラマです。
    これまで,順風満帆に同期の出世レースの先頭を走ってきた主人公が、ある事件をきっかけに突然左遷され、そこで新たな人間関係を築いていき、希望を見いだしたところで新たな辞令が...。辞令一枚で運命が決まる。そう考えるとサラリーマンって何か悲しいですよね。

    この小説の舞台になった”エコーエレクトロニクス工業”ってソニーのことで、全くのフィクションだと思っていたこの話も実はモデルがいるのだとか。

    それにしても高杉良の小説は面白くて一気に読めます。企業小説では間違いなく一番ですね。文庫本をいくつか持ってますが、もう一度読み返してみたいと思います。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高杉良の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×